女性の鎮静に際してのプロポフォール必要量に及ぼす不安または抑うつ症状の影響:前向きコホート研究

不全37.png・精神障害は、周術期のさまざまな臨床転帰に影響を与えると考えられている。その中で、不安とうつ病は最もよく見られるタイプの 2 つである。ただし、不安やうつ病のプロポフォール必要量への影響は不明なままである。本研究は、女性の鎮静に際してのプロポフォール必要量に及ぼす不安または抑うつ症状の影響を調査することを目的とした。

・本研究は、プロポフォールベースの静脈麻酔下で子宮鏡手術を予定された、年齢 18 歳から 65 歳で、ASA-PS I/II の女性患者を募集した。術前日、病院不安とうつ病スケール(HADS)を使用して、過去 6 ヵ月間の不安とうつ病の症状を評価した。プロポフォールの TCI によって、徐々に調節して 3 つの望ましい程度の鎮静を達成した:修正観察者覚醒/鎮静スケール(MOAA/S)スコア 3、MOAA/S スコア 1、MOAA/Sスコア 1 とナルコトレンドインデックス<65

プロポフォールの効果部位濃度は、MOAA/S 3 および 1 の鎮静度の場合には、HADS 不安スコアと相関した(それぞれ、r=0.249、P=0.008、および r=0.190、P=0.045)。ただし、プロポフォール必要量は、どの鎮静度でも HADS 抑うつスコアとは相関していなかった。

・結論として、子宮鏡検査において、鎮静のためのプロポフォールは、不安症状のある女性患者は高用量を必要とするが、抑うつ症状では変わらなかった。

不安症状のある患者ではプロポフォールが多く必要だが、抑うつ症状の患者では変わらないと。

【出典】
Impact of Anxiety or Depression Symptoms on Propofol Requirements for Sedation in Females: A Prospective Cohort Study
Clin Pharmacol . 2020 May 23. doi: 10.1002/jcph.1631. Online ahead of print.

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