喫煙と手術出血のリスク:5,452,411 件の手術症例の全国的分析

喫煙17.png・喫煙はいくつかの術後合併症に関連付けられているが、手術出血との関連付けの可能性は不明である。著者らは、喫煙は手術出血のリスクが高いかどうかを調べた。

・米国の病院 680 施設から、米国外科学会手術の質改善プログラムの 2007-2016 年の患者を含めた。年齢、性別、専門外科、喫煙状況に関する情報のある患者が含まれた。手術出血は、術中から術後 72 時間までに 1 単位以上輸血された赤血球(RBC)単位数と定義された。喫煙と手術出血の関連性は、年齢、性別、肥満指数、民族性、併存疾患、検査値、ASA-PS、麻酔の種類、手術時間、業務相対値単位(手術の複雑さの代理変数)、外科専門、実施年について調整したロジスティック回帰を使用して分析した。

・合計 5,452,411 件の症例が記録され、そのうち 19% が喫煙、6% が輸血を受けた。輸血のオッズ比は、喫煙者と非喫煙者では 1.06(95%信頼区間[CI]、1.05-1.07)、現喫煙者と非喫煙者では 1.06(95%CI、1.04-1.09)であった。累積喫煙のオッズ比は、0 箱年に対して 0〜20 箱年では、0.97(95%CI、0.95-1.00)、20〜40 箱年では、1.04(95%CI、1.01-1.07)、40 箱年以上では、1.12(95%CI、1.09-1.15)(トレンドの p<0.001))であった。何らかの原因と出血による再手術の危険率は、1.28(95%CI、1.27-1.31)と 0.99(95%CI、0.93-1.04)であった。

喫煙は、全ての手術専門分野を併せて、手術出血の代理変数としての RBC 輸血のリスクが高いことと関連していた。

喫煙は、手術出血のリスク増加と関係していると。へ〜っ、それは初耳だな。

【出典】
Smoking and Risk of Surgical Bleeding: Nationwide Analysis of 5,452,411 Surgical Cases
Transfusion . 2020 May 22. doi: 10.1111/trf.15852. Online ahead of print.

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