■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/05/29

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【問題1】(体液・電解質) 鎖骨上側からの鎖骨下静脈ライン確保を行う場合、前額面に対し( )度、矢状面に対し( )度の角度で( )を目標にする。
1) 0、45、対側乳頭
3) 15、45、対側乳頭
5) 30、0、同側乳頭
2) 15、15、同側乳頭
4) 30、30、対側乳頭


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[解説] 鎖骨上側からの鎖骨下静脈ライン確保:胸鎖乳突筋の鎖骨付着部外縁より前額面に対し5〜15度、矢状面に対し45度の角度で対側乳頭を目標に刺入する。


[正解] 3 [出典] 救急認定医診療指診P577




【問題2】(心臓・血管) 経胸壁心エコー(TTE)による左房内血栓の診断率は・・・?
1) 30〜50%である。
3) 50〜70%である。
5) 90%以上と良好である。
2) 30%以下と低い。
4) 70〜90%である。


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[解説] 左房内血栓の確認には,経胸壁よりも経食道エコーが有用である。
1)左房内血栓は経胸壁心エコー(TTE)では,その診断率は低く30%以下である.これに対して経食道エコー(TEE)は左房,とくに血栓の好発部位である左心耳を明瞭に描出できる.また左房内の血流停滞時に認められるもやもやエコーも,高頻度にとらえることができる.
2)MSでAfを伴う患者にPTMCを施行する場合や,心原性塞栓症を認めるAfの患者に対しては,TTEで左房内血栓が認められないからといって安心してはいけない.



[正解] 2 [出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識 循環器編




【問題3】(代謝・内分泌) 抗甲状腺剤であるプロピルチオウラシルの重篤な副作用は何か?
1) 気管支痙攣
3) 無顆粒球症
5) 痙攣発作
2) 肝機能障害
4) 悪性症候群


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[解説] 抗甲状腺剤であるプロピルチオウラシル(PTU:プロパジール)はT3→T4への変換阻害作用を併せもつので、チアマゾール(MMI:メルカゾール)よりも第1選択である。重篤な副作用:(1)無顆粒球症:投与開始1ヵ月目位に突然発症する。高熱・咽頭痛が出現したら投与中止し広域スペクトラム抗生物質投与.(2)肝機能障害:投与開始2ヵ月以内に発症する。投与中止し、プレドニゾロン30mg/日内服


[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術2P111




【問題4】(体液・電解質) 高カルシウム血症の治療として不適当なのはどれか?
1) カルシトニン投与
3) 利尿剤
5) ステロイド投与
2) 補液
4) カルシウム拮抗剤投与


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[解説] 高カルシウム血症の治療上、補液は最も重要な処置である。1日投与量は、維持輸液2000ml+等張食塩水2000mlとする。利尿剤はループ利尿剤(フロセミド=ラシックス)を用いる。サイアザイド系利尿剤は、遠位尿細管に直接作用してカルシウムの再吸収を促進するので用いない。発汗、発熱、下痢、嘔吐等による体液喪失のない場合には4000ー10ml/kg(不感蒸泄15ml/kgー代謝水5ml/kg)が尿量となる。3000〜3500ml/dayとなるが、利尿剤を使用するため、尿量が増え過ぎることも多い。この場合は補液量を増やす。補液の種類は、尿中と血中の電解質測定しながら、5%ブドウ糖液、生理食塩水、KCl溶液を用いて調合する。カルシトニン投与;エルシトニン50単位(40〜80単位)を朝夕2回静注.グルココルチコイド;プレドニゾロンとして50mg/day.無機燐酸塩も血清カルシウムを低下させるが、異所性石灰化、血圧低下の副作用がある。


[正解] 4 [出典] クリティカル記憶術1P210

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