帝王切開後の鎮痛に際してのため持続的患者管理硬膜外麻酔併用のクモ膜下モルヒネとクモ膜下モルヒネ単独の比較:無作為化比較試験

モルヒネ4.png・いくつかの脊柱管テクニックが帝王切開後の効果的な鎮痛を示している。これまでのの報告によると、オピオイドなしの硬膜外患者管理鎮痛(PCEA)は、帝王切開後の鎮痛のクモ膜下モルヒネ(IM)単独よりも劣る可能性がある。ただし、IM に PCEA を追加することが効果的であるかどうかはほとんどわかっていない。本研究の目的は、PCEA を併用した IM と IM 単独で、帝王切開後鎮痛を比較することであった。

・待機的帝王切開を受けた 50 人の患者が本前向き無作為化試験に登録された。患者は、IM 群と IM+PCEA 群の 2 群のいずれかに無作為化された。全患者は、0.5% 高比重ブピバカイン 12 mg、フェンタニル 10μg、モルヒネ 150μg で脊椎麻酔を受けた。IM+PCEA 群の患者は、脊椎麻酔の前に Th11-12 か、または Th12-L1 から硬膜外カテーテルを留置し、その後、手術終了時に PCEA(基本 0.167% レボブピバカイン注入速度 6 mL/h、ロックアウト間隔 30 分、ボーラス投与量 3 mL)が開始された。モルヒネのクモ膜下投与後の安静時および運動時の数値評価スケール(NRS)を 4、8、12、24、48 時間後に記録した。さらに、離床遅延の発生率とレスキュー鎮痛剤を要求した患者の数を記録した。反復測定分散分析に続いて、Bonferroni の多重比較検定を使用して NRS を分析した。p<0.05 をもって統計的に有意であるとした。

・各群 23 人の患者が最終的に分析された。安静時の平均 NRS は、IM 群の方が、IM+PCEA 群よりも 4(2.7 vs 0.6)、8(2.2 vs 0.6)、12 時間(2.5 vs 0.7)で有意に高く、体動中の NRS は IM 群の方が IM+PCEA 群よりも、4(4.9 vs 1.5)、8(4.8 vs 1.9)、12(4.9 vs 2)、24 時間(5.7 vs 3.5)の時点で、有意に高かった。最初の 24 時間中にレスキュー鎮痛剤を必要とした患者数は、IM+PCEA 群と比較して、IM 群の方が有意に高かった。離床遅延の発生率には、群間に有意差は認められなかった。

IM と PCEA を併用??すると、IM 単独に比べて帝王切開後の鎮痛効果が向上した。

手間をかければ、より良好な術後鎮痛が可能だろうが、クモ膜下モルヒネ単独は、手間(労力)と医療資源からみて、PCEA 単独よりは簡単で効果的だと思う。

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