人工膝関節全置換術後の回復のための持続大腿神経ブロックに際してのロピバカイン注入レジメンの有効性の比較:無作為化二重盲式試験

大腿神経.png・人工膝関節全置換術(TKA)後の鎮痛には、持続大腿神経ブロック(cFNB)が効果的である。ただし、cFNB のロピバカイン注入のどの低用量レジメンが適切な鎮痛を提供し、迅速な回復を可能にするかは明らかではない。本研究の目的は、TKA 後の患者のリハビリテーションに及ぼすさまざまな cFNB レジメンの効果を比較することであった。

・TKA が予定された 60 人の患者がこの試験に登録された。手術後、0.1%、0.15%、0.2% 群の患者は、48 時間で 10 mg/h の用量で、それぞれ 1 時間あたり 0.1% ロピバカインを10ml、0.15% を 6.7 mL、0.2% を 5 mL 注入された(n=20)。主要評価項目は、退院準備の時間であった。副次評価項目は、最初の離床時間、手動筋力テスト(MMT)スコア、安静時と運動時の数値評価スケール(NRS)スコア、モルヒネ使用量、レスキュー鎮痛剤、有害事象の発生率であった。

0.1% 群の退院準備までの時間と初回離床までの時間は、0.15% 群と 0.2% 群のそれよりも有意に長かった。術後 18 時間での 0.2% 群の MMT スコアの方が、0.1% 群の MMT スコアよりも有意に低かった。手術 24 時間後と 48 時間後の 0.2%群 の MMT スコアも、0.1% 群と 0.15% 群の MMT スコアよりも有意に低かった。0.1% 群の安静時と運動時の NRS スコアは、0.15% 群と 0.2% 群のスコアよりも有意に高かった。

TKA後、cFNB に 48 時間あたり 10 mg/h の用量で、 0.15% と 0.2% ロピバカイン注入のレジメンを投与された患者は、0.1% 群よりも早く、退院の準備ができていた。TKA 後の術後鎮痛には、0.15% ロピバカインのレジメンの方が 0.2% よりも大腿四頭筋の筋力低下が少なく推奨される。

局所麻酔薬の容量は同じでも、濃度によって、筋力低下の程度や退院準備時間が異なる。TKA 後の持続代替神経ブロックは、0.15% ブピバカイン が適当であると。

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