脊椎麻酔下の帝王切開中に静脈内加温輸液と強制空気加温の併用 vs 強制空気加温単独が母体の体温とシバリングに及ぼす影響

強制空気加温.png・静脈内(IV)加温輸液投与と強制空気加温の使用は、術中と術後の正常体温を維持するための最も簡単で生理学的に実行可能な方法である。本研究は、積極的加温(AW)法併用、つまり、脊椎麻酔下で待機的帝王切開分娩中の母体体温に及ぼすIV 加温輸液注入と強制空気加温 vs 強制空気加温(WA)単独の効果を評価するために行われた。

・待機的帝王切開を予定されている合計 100 人の患者を、加温輸液と強制空気加温の両方を受けた患者(積極的加温の併用 WI=50)と強制空気加温だけを受けた患者(WA=50)に群分けされた。深部体温とシバリングの発生率は、鼓膜体温計を使用して、脊椎麻酔前から手術終了まで 10 分ごと、および麻酔回復室(PACU)で0、15、30 分後に記録した。

・核体温は、15 分、35 分、45 分、55 分、PACU での 0、15、30 分で 空気加温と加温輸液群間で、統計的に有意差を示し、WA 群(平均体温= 35.96°C)と比較した場合、WI 群(平均体温= 36.79°C)は統計的に有意(P=0.000)であった。WA 群と比較して、WI 群のシバリング発生率は低く、これは統計的に有意であった。

・脊椎麻酔後の待機的帝王切開時に母体の体温をほぼ正常に維持する上で、加温輸液の静脈内投与と強制空気加温の併用は、強制空気加温単独よりも優れている。加温方式を併用ることで、シバリングの発生も減少する。

待機的帝王切開時に、強制空気加温だけでなく加温輸液を併用した方が体温低下とシバリングの発生が有意に少なかったと。

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