■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/06/03

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【問題1】(呼吸) 脱気目的で胸腔ドレーンを挿入する場合、どの部位からドレーンを挿入するか??
1) 中腋窩線上4−7肋間
3) 前胸部2−3肋間
5) 前腋窩線上4−7肋間
2) 前胸部4−7肋間
4) 中腋窩線上2−3肋間


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[解説] 脱気目的で胸腔ドレーンを挿入する場合、前胸部2−3肋間から肋間中央で穿刺し20〜22Frの太さのドレーンを使用する。胸腔内に貯留した液体を排液する目的で胸腔ドレーンを挿入する場合には、中腋窩線または後腋窩線上4−7肋間から肋骨上縁で穿刺し、28〜32Frの太さのドレーンを使用する。


[正解] 3 [出典] 緊急処置マニュアルP134



【問題2】(静脈麻酔) 正しいのはどれか?

ア:レミフェンタニルの代謝は体外循環中の低体温によっても低下しない。

イ:レミフェンタニルのcontext-sensitive half-timeは、わずか3 〜 5 分にとどまる。

ウ:実体重よりも除脂肪体重の方が、レミフェンタニルの排泄率によく相関する。

エ:レミフェンタニルは、フェンタニルに比して力価が10倍程度である。

オ:レミフェンタニルに対する感受性は他のオピオイドと同じく加齢に伴い高くなる。


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[解説] ア×:レミフェンタニルの代謝は体外循環中の低体温によって20%ほど低下する。
イ○:レミフェンタニルのcontext-sensitive half-timeは、持続投与時間の長短にかかわらず、わずか3 〜 5 分にとどまる。
ウ○:実体重よりも除脂肪体重の方が、レミフェンタニルの排泄率によく相関する。
エ×:レミフェンタニルは、ほぼ同じ血中濃度でフェンタニルと同様な薬力学的作用を示す。つまりほぼ同等の力価である。
オ○:レミフェンタニルに対する感受性は他のオピオイドと同じく加齢に伴い高くなる。



[正解] 解説を参照 [出典] Anesthesia 21 Century Vol.9 No.2-28 2007





【問題3】(肝疾患患者への注意) 肝臓で大部分代謝を受けるものはどれか。
ア:プロプラノロール
ウ:ニフェジピン
イ:ベラパミル
エ:ナドロール

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[解説] β遮断薬のうちでも、ナドロールのように主として腎臓から排泄されるような薬物は、作用時間が長い。プロプラノロール、メトプロロールは主として肝臓で代謝、排泄される。ベラパミルの75%、ニフェジピンの70%は腎臓から排泄される。ジルチアゼムの75%は、肝臓で代謝、排泄される。


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集




【問題4】(体液・電解質) 3号液は別名何と呼ばれるか?
1) 維持液
3) 細胞外液補充液
5) 術後回復液
2) 細胞内修復液
4) 輸液開始液


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[解説] 1号液=輸液開始液(腎機能の低下や評価しがたい時の初期輸液として使用される)、2号液=細胞内修復液(1号輸液だけでは電解質の喪失が強いとき(低張性脱水)に使用する、3号液=維持液(生体に必要な水分と電解質の他糖質が含まれており、経口摂取が不可能な場合の短期の維持目的で使用される。1号輸液だけではなお水不足が強い時(高張性脱水))、4号液=術後回復液(カリウム投与を控えたいときの3号液の代用輸液として使用される)、乳酸リンゲル液や酢酸リンゲル液=細胞外液補充液(急性出血で輸血を使用するまでの緊急時、外傷、手術時や熱傷の初期輸液として使用する、)


[正解] 1 [出典]

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