小児におけるロピバカインの最小局所麻酔薬濃度に対する仙骨ケタミンの影響:前向き無作為化試験

ケタミン4.png・仙骨ケタミンは、副作用がほとんどなく、効果的で長時間にわたる術後鎮痛を提供することが示されている。ただし、術中鎮痛のためのロピバカインの最小局所麻酔薬濃度(MLAC)に及ぼす仙骨ケタミンの影響は不明である。

・169 人の小児が 5 群に無作為化された:C 群(仙骨ロピバカインのみ)、K0.25 群(仙骨ロピバカイン+ 0.25 mg/kg ケタミン)、K0.5 群(仙骨ロピバカイン+ 0.5 mg/kg ケタミン)、K0.75 群(仙骨ロピバカイン+ 0.75 mg/kg ケタミン)、K1.0 群(仙骨ロピバカイン+ 1.0 mg/kg ケタミン)。主要評価項目は、仙骨ブロックに際してのケタミン有りの場合と無しの場合のロピバカインの MLAC 値であった。

・ロピバカインの MLAC 値は、対照群で 0.128%(0.028%)、K0.25 群で 0.112%(0.021%)、K0.5 群で0 .112%(0.018%)、K0.75 群で 0.110%(0.019%)、K1.0 群で0.110%(0.020%)であった。MLAC 値については、5 群間に有意差はなかった(p=0.11)術後期間中の平均鎮痛持続時間は、対照、K0.25、K0.5、K0.75、K1.0 で、それぞれ、270、381、430、494、591 分であり、これは、対照群は全てのケタミン群と有意差があることを示している。また、K0.25 群と K0.75 群間、および K1.0 群と他のケタミン群間には有意差があった。

ロピバカインに仙骨ケタミンを追加すると、術後鎮痛持続時間が延長する。ただし、小児の術中鎮痛における仙骨ロピバカインの MLAC は減少させない。

ロピバカインにケタミンを併用する場合、鎮痛時間は延長するが、最小局所麻酔薬濃度を減少させることはないと。

【出典】
Effect of Caudal Ketamine on Minimum Local Anesthetic Concentration of Ropivacaine in Children: A Prospective Randomized Trial
BMC Anesthesiol . 2020 Jun 8;20(1):144. doi: 10.1186/s12871-020-01058-y.

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