全関節形成術におけるアセトアミノフェンの有効性と安全性:系統的レビューと直接メタ分析

アセトアミノフェン5.png・経口および静脈内(IV)アセトアミノフェンは、初回人工関節全置換術(TJA)のマルチモーダル疼痛管理プロトコルの一部として、周術期に広く使用されるようになった。著者らの研究の目的は、米国股関節および膝外科医協会、米国整形外科医学会、股関節学会、膝学会、および米国区域麻酔と疼痛管理学会の統合臨床診療ガイドラインを支持するアセトアミノフェンの有効性と安全性を評価することである。

・著者らは、MEDLINE、EMBASE、コクラン対照試験中央登録で、2019 年 9 月より前に初回 TJA においてアセトアミノフェンについて発表された研究を検索した。含まれている全ての研究は、アセトアミノフェンの有効性と安全性を評価するために、定性的および定量的均一性検定を受け、その後系統的レビューと直接比較メタ分析を受けた。

・合計で、1287 件の出版物が批評的に評価され、分析に利用可能な最良のエビデンスを供する 17 件の出版物が得られた。経口および IV アセトアミノフェンは、入院期間中に安全に術後疼痛とオピオイド消費量を低減する能力を示している。退院後の経口アセトアミノフェンの有効性と安全性を評価するエビデンスはなかった。

入院中の疼痛管理のための非オピオイド補助剤としての経口および静注アセトアミノフェンの使用は中程度のエビデンスにより裏付けられている。初回 TJA を受ける患者に適切に投与された場合の経口および IV アセトアミノフェンの安全性は、強力なエビデンスによって支持されている。退院後のアセトアミノフェンの使用に関する確固たるエビデンスはないが、マルチモーダル疼痛レジメンの一部として、低コストかつ低リスクの選択肢であることに変わりはない。

全関節形成術に際してのアセトアミノフェン投与は、安全で有効であると。

【出典】
The Efficacy and Safety of Acetaminophen in Total Joint Arthroplasty: Systematic Review and Direct Meta-Analysis
J Arthroplasty . 2020 May 28;S0883-5403(20)30577-5. doi: 10.1016/j.arth.2020.05.037. Online ahead of print.

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