待機的腹腔鏡下胆嚢摘出術における「手術後回復強化(ERAS)アプローチ」と「従来型アプローチ」での周術期患者の快適性の比較

腹腔鏡手術.png・周術期の不安、空腹、口渇、疲労、痛み、ならびに嘔気嘔吐が、術後患者の回復に影響を与える可能性がある。待機的腹腔鏡下胆嚢摘出術後に、「術後回復強化」(ERAS)プロトコルを従来の周術期アプローチと比較して、患者の回復を評価することを目的とした。

・待機的腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けた 50 人の患者について、施設内倫理委員会承認後に、前向き無作為化対照試験を実施し、2 群に均等に分けた。1 群(従来型);標準の絶食ガイドラインと日常的な周術期管理が実施された。2 群(ERAS);患者は、術前夜と朝に、ココナッツ水を加えた炭水化物の他、手術と麻酔に関する適切なマルチメディア情報を与えられた。固形物の絶食に関する標準的なガイドラインが守られた。術中、目標指向型輸液療法と 60% 濃度の吸入酸素が投与された。術後、早期の食事療法と離床が開始された。主要評価項目は周術期の不安の評価であった。空腹、口渇、疲労、痛み、嘔気、嘔吐、周術期の経験全体も評価された。

ERAS 群では、手術前:中央値(四分位範囲) 3(3-4) vs 2(2-3)(P=0.003)と、術後 6 時間で:4(3-6) vs 3(1-4)(P=0.001) 不安が軽減されていた。空腹、口渇、疲労感(P<0.01)も減少し、周術期全体の経験が向上した(5[4-5] vs 6[5-7]、P=0.004)。痛み、嘔気、嘔吐、血糖は群間で同様であった。

腹腔鏡下胆嚢摘出術
を受ける患者で、ERAS アプローチは、周術期の全体的な快適さを高め、空腹感、口渇、疲労に加えて不安を軽減する。

POINT術後回復強化プログラムは患者の周術期の快適性も向上させることができる。

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