テルミサルタンを休薬したにもかかわらず全身麻酔中の難治性低血圧

テルミサルタン.png・アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は、高血圧治療によく使用される。ただし、アンギオテンシン変換酵素阻害剤と同様に、ARB は全身麻酔中に難治性低血圧を引き起こすこともある。したがって、麻酔導入前 24 時間は ARB を控えることが推奨されている。

・これは、24 時間テルミサルタンを控えてたにもかかわらず、全身麻酔導入後に強力な昇圧剤の投与を必要とする難治性低血圧の症例報告である。後続の全身麻酔を受ける同じ患者で、テルミサルタンは導入前 5 日間控えられたが、フェニレフリンに適切に反応する軽度の術中低血圧を引き起こした。最初の全身麻酔中の難治性低血圧の主な原因は、テルミサルタンの休薬期間が不十分であることが疑われた。テルミサルタンの半減期は 24 時間であり、特に、現在使用されている全ての ARB の中で最長である。

・この症例報告は、全身麻酔中の難治性低血圧は、麻酔導入前にテルミサルタンを 24 時間控えることによって常に回避できるわけではないことを示している。したがって、テルミサルタンを内服している患者には、24 時間を超える休薬期間が望ましい。

ARB の休薬機関が短いと、やはりそういう症例もあるのだな〜。特に、テルミサルタンには注意すべし!

【出典】
Refractory Hypotension During General Anesthesia Despite Withholding Telmisartan
Anesth Prog . 2020 Jun 1;67(2):86-89. doi: 10.2344/anpr-67-02-02.

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