血液製剤の輸血と心臓手術後の急性腎障害との関連性

輸血.png・急性腎障害(AKI)は、死亡率の増加に関連する心臓手術後の重症の合併症である。赤血球輸血は、AKI を発症するリスクを高める。ただし、他の血液製剤が AKI に与える影響は、ほとんど調査されていない。本研究の目的は、赤血球、新鮮凍結血漿および血小板の輸血が術後 AKI と関連しているかどうかを調査することであった。

・2012 年から 2014 年に、待機的オンポンプ心臓手術を受けた患者が含まれた(n=1960)。輸血データは、術中および術後初日まで収集された。AKI は KDIGO 基準に従って分類された。データは、単変量および段階的多重ロジスティック回帰を使用して分析され、臨床危険因子および補足血液製剤が調整された。

・542 例(27.7%)で AKI が観察された。単変量解析および、臨床的危険因子の調整後では、赤血球、新鮮凍結血漿および血小板の投与はすべて独立して KDIGO ステージ 2〜3 と関連していた。補充血液製剤の追加調整後、赤血球のみが有意に AKI に関連したままであった。RBC 量と AKI の重症度との間に用量依存的な関連が観察された。

・全血液製剤を輸血すると、用量依存的に AKI のリスクが増加した。ただし、全血液製剤をまとめた多変量解析では、RBC 輸血のみが AKI の発症と有意に関連したままであった。

FFP や血小板を使用せざるを得ない場合は、当然、出血量も多く、RBC 投与量が多くなるからな。RBC に限らず、血液製剤の輸注は急性腎障害のリスク増となる。

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