40 年間の神経筋モニタリングと術後残存筋弛緩:メタ分析とネットワークメタ分析における信頼性の評価

筋弛緩モニター.png・報告されている術後残存筋弛緩(PORC)の発生率は依然として容認できないほど高い。PORC の発生率を低下させる術中筋弛緩モニタリング(NMM)の能力は、プールされた臨床研究からまだ確立されていない。この関係を再分析するために、1979 年から 2019 年までのデータのメタ分析を実施した。

・1979 年から 2019 年までに公開された言語が英語、ピアレビュー、手術室の成人麻酔設定に関する記事が、PubMed、Cochrane Central Register of Controlled Trials、ISI-WoK、Scopus で検索された。主要転帰は、抜管時または抜管後の四連反応比(TOFR)が 0.7、0.9、1.0 未満と定義された PORC 発生率であった。追加で収集された変数には、使用した筋弛緩薬(NMBA)の作用持続時間、スガマデクスまたはネオスチグミンの使用、麻酔維持法が含まれた。

・53 件の研究(109 件の研究群、12 664 人の患者)が含まれた。中時間作用性 NMBA と定量的 NMM の使用に関連するプールされた PORC 発生率は 0.115(95%信頼区間[CI]、0.057-0.188)であった。これは、定性的 NMM(0.306; 95%CI、0.09-0.411)と NMM なし(0.331; 95%CI、0.234-0.435)の両方の PORC 率よりも有意に低かった。麻酔法は PORC 発生率に有意な影響を与えなかった。スガマデクスを使用した方が PORC 率は低いことと関連していた。GRADE のエビデンスの グローバル値は非常に低く、ネットワークメタ分析における信頼性によるネットワークメタ分析の洗練された評価は、研究内および研究全体のバイアスに関する懸念を生じさせた。

TOFR<0.9 で定義される PORC を減少させるうえで、定量的 NMMは、主観的モニタリングや NMMモ ニタリング無しの場合よりも優れている。

術後残存筋弛緩を回避するには、多少面倒であっても、定量的筋弛緩モニタリングを行うのがベストだ。

【出典】
Forty years of neuromuscular monitoring and postoperative residual curarisation: a meta-analysis and evaluation of confidence in network meta-analysis
Br J Anaesth . 2020 Jul 14;S0007-0912(20)30466-9. doi: 10.1016/j.bja.2020.05.063. Online ahead of print.

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