■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/07/22

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【問題1】(麻酔中の問題) 心房細動の原因となるものはどれか。
ア:甲状腺機能亢進症
ウ:僧帽弁狭窄症
イ:心筋梗塞
エ:ジギタリス中毒

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[解説] 僧帽弁狭窄症、僧帽弁逆流症では心房細動をみることが多い。洞性律から心房細動になったのをきっかけに、心不全に陥ることもある。ジギタリス中毒では、ほとんどありとあらゆるタイプの不整脈がみられる。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題2】(モニター) 血圧測定について正しいのはどれか?

ア:オーバーダンピングしたシステムでは収縮期血圧を過小評価し拡張期血圧を過大評価する。

イ:手への側副血行が不十分な患者は5%以下である。

ウ:テフロン製カテーテルよりもポリプロピレン製カテーテルの方が、血栓症を引き起こしやすい。

エ:尺骨動脈は橈骨動脈と異なり側副血行が不十分であるためカテーテルを留置してはならない。

オ:腋窩動脈へカテーテル留置するなら左側の方が望ましい。


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[解説] ア:○:ダンピング係数は、動脈圧モニタリングシステムの固有周波数と、波形生成周波数とが重なることで起こる不適切な増幅を打ち消すために調整する係数である。アンダーダンピング(係数が低い)したシステムでは収縮期血圧を過大評価し拡張期血圧を過小評価する。逆にオーバーダンピング(係数が高い)したシステムでは収縮期血圧を過小評価し拡張期血圧を過大評価する。
イ:×:手への側副血行が不十分な患者は25%も存在する。Allenテストが一般に側副血行の判定に利用される。5秒以内に手掌の色が戻れば十分、5〜10秒ならどちらともいえず、10秒以上なら不十分と判定される。
ウ:×:ポリプロピレン製カテーテルよりもテフロン製カテーテルの方が、血栓症を引き起こしやすい。
エ:×:橈骨動脈と尺骨動脈は動脈弓でつながっており、お互いに側副血行となっており、側服血行が十分あるならば、尺骨動脈は橈骨動脈と同様に穿刺可能である。しかし、橈骨動脈を何度も穿刺を試みた後は、十分な側副血行が期待できないので尺骨動脈の穿刺は試みてはならない。
オ:○:腋窩動脈へカテーテル留置するなら左側の方が頚動脈に塞栓を飛ばす危険性が少ないので好ましい。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p192-197




【問題3】(心臓・血管) 心筋梗塞発症後、最も長期に渡って異常値を示すのは?
1) 血清CPK
3) 血清LDH
5) 末梢白血球数
2) 血清GOT
4) 赤沈


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[解説] 心筋梗塞発症後の逸脱酵素などの変化としては、ミオグロビン→白血球→CK→GOT→LDH→CRP→血沈の順に変化が起こる。早期診断にはミオグロビンやCPKが有用であり、発症3〜4日目にはLDHが有用である。最も長期にわたり異常値を示すのは赤沈で5週間程度で正常化する。


[正解] 4 [出典] クリティカル記憶術2P317




【問題4】(呼吸) 成人の安静時の呼吸回数は毎分何回か?
1) 15回/分
3) 12回/分
5) 30回/分
2) 20回/分
4) 25回/分


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[解説] 成人の安静時の呼吸回数=15回/分、新生児の安静時の呼吸回数=40回/分、成人の1回換気量は7ml/kgであるので、分時換気量は100ml/kgとなる。


[正解] 1 [出典]

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