ラリンジアルマスク挿入が眼圧反応に及ぼす影響:系統的レビューとメタ分析

眼圧.png・気管チューブの代替としてラリンジアルマスクを使用することは、眼圧の変化に関していくつかの研究者の注目を集めている。ただし、これまでの研究では、ラリンジアルマスクまたは気管チューブの挿入後の眼圧を比較しながら、異なる結果が報告されている。そこで、この系統的レビューとメタ分析は、気管チューブ挿管とラリンジアルマスク挿入に及ぼす眼圧反応に関する最良のエビデンスを生成することを目的としていた。

・PubMed、CINAHL、EMBASE、Google Scholar、Cochrane ライブラリデータベース、Mednar などの電子データベースが使用された。両群の気道器具挿入留置前後に IOP の平均と標準偏差を報告した全ての査読済み論文が含まれた。2 人の審査者が適格性のために標準化データ抽出形式を使用してデータを個別に抽出し、その質を評価した。STATA バージョン 14 ソフトウェアを使用してデータを分析した。プールされた標準化平均差は、変量効果モデルで推定された。研究間の不均一性は、I2 統計量検定によって評価された。研究間の変動の原因を評価するために、サブ群分析が行われた。

・合計 47 件の研究論文がレビューされ、そのうち 6 件の研究がこの系統的レビューとメタ分析に最終的に含まれた。全体でプールされた眼圧の標準化平均差は 1.30(95%CI、0.70、1.90)であり、安定した眼圧を維持するには、LMA 挿入の方がが ETT 挿管よりも優れていることを示している。高度の不均一性の故に、変量効果モデルを使用して、プールされた標準化平均差を推定した(I2 79.45、p≦0.001)。

入手可能な情報から、LMA が従来の気管チューブと比較して眼圧反応が少ないことを示唆される。

気管挿管に比べてラリンジアルマスクの方が侵襲性が低く、交感神経反応が低下し、結果的に、血圧→脳圧→眼圧の安定化が得られる。

【出典】
Effect of Laryngeal Mask Airway Insertion on Intraocular Pressure Response: Systematic Review and Meta-Analysis
Anesthesiol Res Pract . 2020 Jul 9;2020:7858434. doi: 10.1155/2020/7858434. eCollection 2020.

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