帝王切開を受ける高リスク患者における予防的トラネキサム酸:無作為化対照試験の系統的レビューとメタ分析

トラネキサム酸.png・高リスク産科患者におけるトラネキサム酸(TXA)の使用に関するエビデンスはほとんどない。このレビューの目的は、産後出血のハイリスク患者における予防的 TXA の有効性を評価することであった。レビューは、PRISMA 宣言にしたがって実施された。

産後出血を軽減する上でのプラセボと比較した TXA の効果を調査した研究のみが含まれた。主要評価項目は、術中と術後の出血量であった。副次評価項目は、追加の子宮収縮療法の頻度と術後ヘモグロビン濃度であった。

・203 人の患者からなる 3 件の研究が含まれた。プラセボと比較して、TXA の方が術中(平均差 -361.41; 95%CI、-573.13〜 -149.69、P=0.0008)と術後(平均差 -177.95; 95%CI、-296,65〜 -59.25、P=0.003))の出血量を減らす可能性があるというエビデンスの質は低かった。また、TXA は使用子宮収縮薬数を減少(リスク比、0.26; 85%CI、0.16〜0.41、P<0.00001)させたという中程度の質のエビデンスを見出したが、術後ヘモグロビン値には影響しなかった(平均差、0.41; 95 %CI、-0.08〜0.90、P=0.10)。

予防的 TXA は、帝王切開を受けるハイリスク患者の出血量を減らし、レスキュー子宮収縮薬投与数を減らす可能性がある。

個人的には、帝王切開の時には、特にリスク高くなくてもトラネキサム酸をルーチンに投与しているけどな・・・。

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