■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/07/31

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【問題1】(心臓・血管) 血液濃縮をきたすショックはどれか?
1) アナフィラキシーショック
3) 心原性ショック
5) 敗血症ショック
2) 出血性ショック
4) 神経原性ショック


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[解説] 各種のショックの中で血液濃縮をきたすのは、熱傷性ショックとアナフィラキシーショックである。ともに血管透過性の亢進から血漿成分の血管外漏出→血液濃縮をきたす。循環虚脱を示す病態時にヘマトクリット値の上昇がみられる所見は、アナフィラキシー・アナフィラキシー様反応に特異的なものの一つである。


[正解] 1 [出典] 研修医ノートP267


【トラブル・シューティング】〜麻酔緊急Vol.2p154

(アナフィラキシー、その他)『腕神経叢ブロックに失敗したら』

腕神経叢はC5〜C8とTh1の前枝で構成され、上肢の完全な知覚麻痺を得るには、これら5本の神経を同時にブロックしなければならず、不十分な神経ブロックになりやすい。局麻薬の使用量が多いので、再度ブロックを行うには局麻薬中毒を念頭におく必要があるし、再穿刺では放散痛を得るのに苦労する。そこで腕神経叢より中枢側でのブロック、すなわ脊椎傍頚神経ブロックや頚神経根ブロックが有効である。SGBの要領でC6横突起下縁を外側に1cm程度深く刺入して5ml局麻薬を注入しC7神経を中心にブロックする。橈骨神経領域が不十分であればより頭側で、尺骨神経領域不十分であればより尾側で施行する。薬液量が少なくて済み、かつより中枢側での穿刺なので放散痛を得やすい。







【問題2】(麻酔) 麻酔回路について正しいのはどれか?

ア:Mapleson E回路は Ayre-Tピースとして知れている。

イ:カニスタの吸着剤の一般的インジケータはエチルバイオレットで新品のときは紫である。

ウ:Mapleson回路の利点は余剰ガスの処理が簡易なことである。

エ:最初の全身麻酔が施行されたときに用いられた回路は開放回路である。

オ:麻酔回路は、開放回路と閉鎖回路の2種類に分けられる。


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[解説] ア:○:Mapleson E回路は Ayre-Tピースとして知れている。Mapleson F回路はAyre-Tピースの変形で、Jackson-Rees回路、Mapleson D回路は Bain回路、Mapleson A回路はMagill回路とも呼ばれる。
イ:×:カニスタの吸着剤の一般的インジケータはエチルバイオレットで、新品のときは白、吸着すると紫色に変色する。
ウ:×:Mapleson回路の欠点は、新鮮ガス流量が多いことに加えて、温度と湿度の保持ができないこと、余剰ガスの処理が難しいことである。
エ:○:最初の全身麻酔が施行されたときに用いられた回路は開放回路である。エーテルやクロロホルムをしみこませた布は開放回路の例である。
オ:×:麻酔回路は、開放回路、半開放回路、閉鎖回路、半閉鎖回路に分類される。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p129-132


■ これって常識? ■
下血および血便の患者をみても,上部消化管出血の可能性も考えよ!

1)下血および血便の患者の50〜60%は,上部消化管出血であるといわれている.
2)十二指腸出血では,吐血がなく,下血だけのこともある.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜消化器編

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