前投薬のない小児患者におけるセボフルランによる麻酔導入後の静脈内アクセスのための最適時間の調査

静脈路確保.png・麻酔導入は通常、血管アクセスのない小児患者では、セボフルランで達成される。本研究の目的は、セボフルラン導入後の小児患者において、最適な静脈路確保時間を調査し、対応するバイスペクトルインデックス(BIS)値を評価することであった。

・本前向き研究には、2017 年 1 月 1 日から 2018 年 1 月 1 日までにイスタンブールメデニエット大学ゴステペトレーニングアンドリサーチ病院に登録された 100 人の小児が含まれた。麻酔は 8% セボフルランと酸素で導入された。測定には、マスク順応時間、睫毛反射喪失までの時間、通常の呼吸が回復するまでの時間、静脈内アクセス時間の最適なタイミングとそれに対応した BIS 値、BIS値が 60 を下回るまでの経過時間が含まれた。

・平均マスク適応時間は 27.8±28.4 秒、睫毛反射消失までの時間は 39.7±10.3 秒、定常呼吸に達するまでの時間は 88.5±116.9 秒で、平均 BIS 値はそれぞれ 80.4±16.9、70.2±10.4、52.4±12.1 であった。BIS が 60 を下回る平均時間は 72.54±24.41 秒であった。最適な静脈内アクセスの開始に必要な平均時間は 104.92±36.45 秒であり、平均 BIS 値は 30±10.1 であった。

小児のセボフルランによる麻酔導入後、手術麻酔の上限である 60 未満の BIS 値は、静脈確保処置には不十分であることが分かった。セボフルラン導入を受ける小児患者の場合、BIS 値が 30 未満または平均待機時間 104.9 秒が、最適な静脈内アクセスの開始に理想的であると結論付けられた。
POINT8% セボフルランで吸入導入した小児での、静脈確保に適したタイミングは、BIS<30 となった時点か、導入開始後 105 秒以上経過してからであると。

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