ロボット補助腹腔鏡根治的前立腺摘除術中の呼吸器系コンプライアンスおよび術野条件に及ぼす高度および中程度の筋弛緩の効果の比較:無作為化臨床研究

ロボット手術.png・ロボット補助下根治的前立腺全摘除術(RARP)には、気腹(Pnp)と手術中の呼吸器系コンプライアンス(Crs)を乱す可能性のある急峻な頭低位が必要である。著者らの目的は、RARP 中に同じ Pnp 圧で Crs に及ぼすさまざまな程度の筋弛緩(NMB)の効果を比較することであった。

・RARP を受けた 100 人の患者が登録され、各群 50 人の患者に高度または中程度 NMB 群に無作為に割り当てられた。ロクロニウムは両群に投与された:中程度 NMB 群では、TOF=1〜2 応答を維持した。高度 NMB 群では、TOF 刺激には無反応で、PTC カウント=1〜2 の反応を維持した。両群の PnP 圧は 10 mmHg(1 mmHg=133.3 Pa)であった。最高吸気圧(Ppeak)、平均圧(Pmean)、Crs、気道抵抗(Raw)は、麻酔導入後、気腹 0、30、60、90 分の時点、気腹終了後に記録された。術野条件は、4 点スケールでの手術後に評価された。

・両群で気腹直後に、Ppeak、Pmean、Raw が有意に増加した一方で、Crs は減少し、気腹中持続した。結果は、どの時点でも 2 群間で有意差はなかった。群間で術野の状態に差はなかった。体動は、中程度 NMB 群で 14 例、高度 NMB 群で 1 例に発生し、すべて閉鎖孔リンパ節切除中に発生し、2 群間で有意差が観察された。

・RARP において同じ気腹圧下で、高度および中程度 NMB は、Crs、他の呼吸メカニクスと手術野の状態に同様の変化をもたらした。ただし、高度 NMB は、術中の体動を有意に減らした。

RARP でも、PTC=1〜2 ほど高度の筋弛緩は必要なさそうだな。PTC 後半の 7〜14 が維持できればよいのかな。

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