BIS モニタリングを使用しても、小児の揮発性麻酔薬への術中使用量は変わらない

・これは、2 群の健康な外来手術患者(年齢 2〜12 歳)の前向き無作為化試験である。両群の患者は、全身麻酔導入直後に BIS を使用したが、BIS が見えるようにに無作為に割り付けられた群の麻酔科医だけが BIS 値を見ることができた。患者全員がセボフルランによる全身麻酔を受けた。
・本研究では、両群間でセボフルランへの総使用量に差は見られなかった(両群の平均呼気終末セボフルラン値 1.8、P=0.84)。回復室での在室時間、退院基準を満たす時間、小児の興奮興奮せん妄(PAED)スコア、FLACC スコアは、群間で統計的に差はなかった。
・術中 BIS モニタリングの適用と利用は、健康な外来小児のセボフルラン投与、退院準備、回復経過を変えない。
ひこ
BIS モニターは小児ではあてにならないので、付けても意味がない。
【出典】
The Use of Bispectral Index Monitoring Does Not Change Intraoperative Exposure to Volatile Anesthetics in Children
J Clin Med . 2020 Jul 30;9(8):E2437. doi: 10.3390/jcm9082437.
The Use of Bispectral Index Monitoring Does Not Change Intraoperative Exposure to Volatile Anesthetics in Children
J Clin Med . 2020 Jul 30;9(8):E2437. doi: 10.3390/jcm9082437.
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