脊椎麻酔下での帝王切開分娩中に足首で測定された非観血血圧の精度

足首血圧.png・本研究では、脊椎麻酔下で帝王切開分娩中前腕の NIBP を検出する際に、足首で測定されたオシロメトリック非観血血圧(NIBP)の精度を評価した。

・本前向き観察研究では、脊椎麻酔下で待機的帝王切開を受ける満期産の母体のコホートを調べた。腕と足首から同時に NIBP 測定値が得られた。主要評価項目は、腕の収縮期血圧(SBP)<90 mmHg を検出する上での足首 NIBP の精度であった。その他の結果には、ベースライン値の 80% 未満の SBP を検出する際の足首 NIBP の精度が含まれた。ROC (AUC)曲線下面積は、前腕 NIBP を検出する上での足首 NIBP の精度を評価するために計算された。 Bland-Altman 分析は、値間の一致度を評価するために行われた。
・97 人の母体から得られた 1729 組の読み値を分析した。

足首 SBP は、90 mmHg 未満の SBP の検出に優れた精度を示し、 AUC(95%信頼区間[CI])は 0.90(0.89-0.91)で、カットオフ値≦103mmHg の時の陰性予測値(NPV)は 99(98-99%)であった。 さらに、足首 SBP は、SBP をベースライン値の 80% 未満で検出するのに優れた精度を示し、カットオフ値≦足首でのベースライン SBP の76% での AUC(95%CI)は 0.84(0.82-0.89)、NPVは 95(93-96%)であった。2 つの測定部位間の平均バイアスは、SBP、拡張期血圧、平均動脈圧で、それぞれ -5.4±15.5、-2.0±11、0.5±12.1 mmHg であった。

・結論として、足首 NIBP 測定は腕の NIBP 測定と互換性はない。ただし、足首 NIBP 測定は、帝王切開分娩中に低腕 NIBP を除外するのに優れた精度を示した。

足首での測定でも低血圧を検出するには十分役に立つということだな。

【出典】
Accuracy of noninvasive blood pressure measured at the ankle during cesarean delivery under spinal anesthesia
J Clin Monit Comput . 2020 Aug 29. doi: 10.1007/s10877-020-00583-y. Online ahead of print.

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