長時間腫瘍手術後の術後回復に及ぼすデスフルランおよびセボフルラン麻酔の効果

デスフルラン2.png・研究の目的は、長時間にわたる腫瘍手術後の術後回復に及ぼすデスフルランおよびセボフルラン麻酔の効果を分析することであった。

・2019 年 11 月から 2020 年 3 月に河南癌病院で内視鏡的根治的食道切除術および胃切除術(各術式 80 例)を受けた 160 人の患者は、無作為に 4 群(n=40)に分類された:CS 群(食道癌+セボフルラン)麻酔)、DS 群(食道癌+デスフルラン麻酔)、CW 群(胃癌+セボフルラン麻酔)および DW 群(胃癌+デスフルラン麻酔)。全身麻酔は、全 4 群で静脈内薬剤によって導入され、術中は吸入麻酔薬によって維持された。導入直前(T(1))、手術開始時(T(2))、手術終了時(T(3))、抜管時(T(4))の平均動脈圧(MAP)、心拍数(HR)、パルスオキシメータの酸素法飽和度(SpO2)が記録された。また、吸入麻酔薬の肺胞濃度が導入中に 0.5MAC に達するのに必要な時間、手術開始時の肺胞麻酔濃度、回復期に XMAC(患者固有の肺胞濃度)が 0.5MAC に低下するのに必要な時間、肺胞濃度が 0.5 MAC から 0.2 MAC に低下する時間が決定された。さらに、自発呼吸回復、開眼、抜管、意識回復の時間を記録した。最後に、回復期間中の情動不安スコア(RS)は、術後の興奮を評価するために使用された。

・T(1) から T(4)で、CS 群と CW 群と比較して、DS 群と DW 群に MAP、HR、SpO2 の有意差は見られなかった(すべて P>0.05)。吸入麻酔薬肺胞内濃度が 0.5 MAC に達するまでに必要な時間は、CS 群、CW 群、DS 群、DW 群でそれぞれ、(5.6±1.3)、(5.8±2.1)、(3.5±1.5)、(3.8±1.0)分であった。DS 群と DW 群の所要時間は、CS 群と CW 群の時間よりも有意に短かった(F=32.538、P<0.05)。肺胞濃度が 0.5MAC から 0.2MAC に減少するのに要した時間は、CS 群、CW 群、DS 群、DW 群でそれぞれ (6.4±2.2)、(7.0±1.5)、(4.2±2.2)、(4.1±1.5)分であった。DS 群、DW 群の所要時間は、CS 群と CW 群と比較して有意に短縮された(F=42.113、P<0.05)。CS 群と CW 群と比較して、DS 群と DW 群は、自発呼吸回復、開眼、抜管、手術後のオリエンテーション能回復に必要な時間を有意に短縮した(すべて P<0.05)。

・デスフルランとセボフルラン麻酔は、長時間にわたる腫瘍手術中に満足できる麻酔深度を達成できる。デスフルランは、回復時間を短縮し、早期抜管を促し、回復の質を向上させる可能性がある。

長時間手術になると、デスフルランの方が有意に覚醒は早くなる。

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