手の外来小手術に際しての静脈内局所麻酔または腋窩ブロックに対する患者の満足度:無作為化対照試験

手の手術.png・静脈局所麻酔(IVRA)と腋窩腕神経叢ブロックは、手の外来小手術にいて、全身麻酔のよく行われる代替手段である。どちらも有効性は証明されているが、患者の好みは評価されていない。著者らは、両手法で患者の満足度を調査し、IVRA 後の満足度が腋窩腕神経叢ブロックと比較して劣っていないと仮定した。

・2016 年 9 月から 2017 年 11 月まで、ベルギーのルーベン大学病院の外来手術デイケアセンターでの、手の外来小手術を受けた 120 人の成人を対象とした前向き無作為化比較試験である。患者は、リドカイン 300 mg の IVRA、またはメピバカイン 280 mg の腋窩ブロックのいずれかを受けた。主要評価項目は、「評価版 Vecude l'AnesthesieLocoregional」(EVAN-LR)アンケートを使用した患者満足度の評価であった。副次評価項目には、手術所要時間、ブロックの質、タニケットの不快感、ブロック不全の発生率と術後の悪心嘔吐(PONV)、術後痛の重症度、術後 24 時間の鎮痛剤の必要度が含まれた。

IVRA の非劣性は、EVAN-LR アンケートの中央値[IQR]で示され、IVRA 群:92[87〜96] vs 腋窩腕神経叢ブロック群:91[87〜97]。ホッジ-レーマン推定量(95% 信頼区間(CI)]のシフト:-0.25(-2.60〜2.20)。腋窩腕神経叢ブロック群の方が、麻酔導入から退室までの時間、運動ブロックの部分的な回復に必要な時間は、有意に長かった。IVRA 群では、ブロックの質が低く、タニケット不快感の発生率が高く、術中tp術後の疼痛スコアの中央値が 0 日で高かった;それぞれ 0[0〜2] vs 0[0〜0] と 0.8[0〜1.8] vs 0[0〜0.25]。ただし、追加鎮痛剤の必要度や全身麻酔への変更率の増加はなかった。

IVRA と腋窩腕神経叢ブロックにより、手の外来小手術における患者の満足度は同等に高くなる。

静脈内区域麻酔の方が、やや麻酔が不完全になるが、患者満足度の点では変わらないようだ。

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