小児挿管困難登録簿の小児における標準ブレードまたは非標準ブレードを使用したビデオ喉頭鏡検査の比較

乳児の挿管.png・ビデオ喉頭鏡ブレードの設計は、その効果に影響を与える可能性がある。ビデオ喉頭鏡ブレードを標準および非標準の形状に分類して、小児挿管困難登録簿に登録されている小児の気管挿管の効果を比較した。

・2017 年 3 月から 2020 年 1 月に登録簿に登録された症例を分析した。著者らは、最初と最後の気管挿管の成功率、合併症、技術的な困難を 2 群間で、体重による層別化を行って比較した。

・ビデオ喉頭鏡検査は 1313 人の患者で使用された。標準ブレードと非標準ブレードが、それぞれ 529 人と 740 人の患者に使用された。44 人の患者には、どちらのタイプも使用された。体重が 5kg 未満の小児では、気管挿管時の初回の試行(51% vs 26%、P=0.002)と、最後の試行(81% vs 58%、P=0.002)時に、標準ブレードの方が非標準ブレードよりも有意に成功率が高かった。多変量ロジスティック回帰分析では、標準ブレードは、非標準ブレードと比較して、初回気管挿管時の成功のオッズが 3 倍高かった(調整オッズ比 3.0、95% 信頼区間):1.32-6.86、P=0.0009)。体重 5kg 未満の小児においては、標準ブレードは、非標準ブレードと比較して、最終的な気管挿管で成功する確率が 2.6 倍高かった(調整オッズ比 2.6、95% 信頼区間:1.08〜6.25、P=0.033)。体重が 5kg 以上の小児では有意差はなかった。

体重が 5kg 未満の乳児では、標準ブレードを使用したビデオ喉頭鏡検査は、非標準ブレードを使用したビデオ喉頭鏡検査よりも有意に成功率が高かった。標準のブレードを使用したビデオ喉頭鏡検査は、体重が 5kg 未満の小児の気管挿管に適した選択肢である。

体重 5kg 未満の乳児には、ビデオ喉頭鏡のブレードは標準ブレードを使用するのが良いようだ。

【出典】
A comparison of videolaryngoscopy using standard blades or non-standard blades in children in the Paediatric Difficult Intubation Registry
Br J Anaesth . 2020 Sep 16;S0007-0912(20)30656-5. doi: 10.1016/j.bja.2020.08.010. Online ahead of print.

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