全身麻酔自体よりも入院を必要とする状態は、小児の学習障害の診断に関連している

学習障害.png・麻酔は霊長類の発育において神経毒性がある。後ろ向き的臨床研究は、乳児期の麻酔への曝露と学習障害(LD)の発生との相関関係を示している。前向き研究では、麻酔への単回曝露が神経発達に及ぼす影響を検出できなかった。著者らは、小児のいくつかの特定の集団が麻酔関連の神経毒性に選択的に敏感であると仮定した。

・症例コントロールデザインを使用して、LD の小児の病歴を、正常に読んでいる兄弟の病歴と比較して分析した。面接が行われ、診療記録がレビューされた。年齢 5 歳未満の入院と麻酔曝露の回数が調査された。

・414 人の失読症の小児が 1 年間にわたってスクリーニングされた。交絡変数(一人っ子、全兄弟が LD または神経学的予後を危険にさらす状態(後者の場合は N=107/414)を示す)か、または評価基準を正確に収集できないため、270 人の患者が除外された。研究された 144 症例対照ペアでは、入院患者の割合(54.2% vs 38.9%,、p=0.0031)と同様に、平均入院数は有意に異なっていた(N=1.097±0.135 /症例 vs 0.667±0.097 /対照、p=0.0052) 38.9%)。少なくとも 1 回麻酔された小児の割合は(43.8%(症例) vs 33.3 %(対照)、p=0.0301)以外は、個人あたりの平均麻酔曝露回数は統計的に差がなかった(N=0.958±0.183 /症例 vs 0.569±0.107 /対照、p=0.0732)。

・1 回以上の入院は、学習能力の正常な発育を妨害している健康状態を反映している可能性や、医原性の影響がある可能性がある。麻酔が関与している可能性があるが、LD と麻酔との間の相関は、LD と入院との間の相関よりも小さい。

小児の学習障害は、麻酔自体よりも、入院しなくてはならないような病態と、より強く関連していると。麻酔は非常に短期的なことだからな〜。

【出典】
Conditions requiring hospitalisations, more than general anaesthesia itself, are associated with diagnosis of learning disorders in children
Anaesth Crit Care Pain Med . 2020 Sep 22;S2352-5568(20)30207-1. doi: 10.1016/j.accpm.2020.07.017. Online ahead of print.

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