喉頭鏡検査および気管挿管に対する循環動態ストレス反応に関するキングヴィジョンビデオ喉頭鏡およびグライドスコープの評価

Kingvision.png・著者らは、新しい気道確保器具を使用すると、喉頭鏡検査と気管内(ET)挿管に対する循環動態ストレス反応(HDSR)が低下すると仮定している。著者らの研究の目的は、キングビジョンビデオ喉頭鏡(KVVL)とグライドスコープ(GLS)を使用して、喉頭鏡検査と気管挿管に対する循環動態ストレス反応(HDSR)を評価することであった。

・ASA-PS I/II、気道確保困難が予想されない、全身麻酔下での待機的外科手術が予定されていた年齢 20〜60 歳の男女 80 人の患者を対象に実施された前向き無作為化比較研究である。患者は無作為に 2 群(各群 40 人)に割り当てられた。I 群:喉頭鏡検査と気管挿管は KVVL を使用して実施され、II 群:喉頭鏡検査と気管挿管は GLS を使用して実施された。2 群は、心拍数や平均動脈圧などの非侵襲的血行動態データについて比較された。挿管が成功するまでの時間と試行回数を記録した。循環動態パラメーターは、導入前、導入後、挿管時、1 分、3 分、5 分、10 分、15 分に記録された。

挿管直前に、両群で HR と MBP に有意な減少(P<0.05)があった。ベースラインと比較して、I 群Iと II 群の HR と MBP は増加したが、この差は挿管後 3 分と 5 分で有意ではなく、挿管後 10 分でベースラインに戻り、挿管後 15 分でベースラインを下回った。また、研究群間で循環動態反応に有意差はなかった。

新しい気道確保器具である KVVL または GLS のいずれも、喉頭鏡検査と ET 挿管に対する循環動態ストレス反応を軽減するのに有効である。

この研究では、ビデオ喉頭鏡を使用しない対照群が存在しないが・・・・、結論はこれでいいのか?ビデオ喉頭鏡は、無理に声門を直視しようとはしないので、患者に優しい気道確保器具であることは確かだが。

【出典】
Evaluation of King's vision videolaryngoscope and glidescope on hemodynamic stress response to laryngoscopy and endotracheal intubation
J Anaesthesiol Clin Pharmacol . Apr-Jun 2020;36(2):233-237. doi: 10.4103/joacp.JOACP_183_18. Epub 2020 Jun 15.

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