不注意による気管支挿管の予防:小児の気道長の予測因子としての上顎切歯から胸骨柄結合 の長さ

気管の長さ.png・気道内の気管チューブの位置ずれは、重症合併症を引き起こす可能性がある。気管チューブの推定挿入長は正確で信頼できるものでなければならない。研究の目的は、インドの小児患者集団において、頭部伸展位での上顎切歯-胸骨柄結合の長さを気道長の予測因子として使用して、小児の気管チューブの挿入長をガイドできるか、そして、頭部中立位で、上顎切歯-胸骨柄結合と上顎切歯-気管分岐部の相関を評価することであった。

・麻酔導入後、軟式金属テープを使用して上顎切歯-胸骨柄結合の長さを測定した。気管チューブを挿入し、上顎切歯の正中に固定した。最大頭部伸展度は角時計で記録され、上顎切歯-気管分岐部の長さはファイバー気管支鏡補助下に測定された。

・分析により、上顎切歯-気管分岐部の長さと上顎切歯-胸骨柄結合の長さとの間(R=0.456、R2=0.208、P=0.000)、および上顎切歯-気管分岐部の長さと患者の身長との間(R=0.528、R2=0.279、P=0.000)にも正の相関があることが明らかになった。最大頭部伸展度は、上顎切歯-気管分岐部の長さおよび上顎切歯-胸骨柄結合の長さの関係に影響を与えなかった。

上顎切歯-気管分岐部の長さは、患者の上顎切歯-胸骨柄結合の長さおよび患者の立位の身長と正の相関を示すが、最大頭部伸展度はこの関係に有意な関係はない。上顎切歯-胸骨柄結合の長さは、小児の気道の長さと気管チューブの挿入長の予測因子として使用できる。

小児の気管チューブの挿入長については、1982 年に Morgan が「モーガン公式:気道長(門歯〜気管中点:cm)=身長÷10+5 (全年齢層)」を発表している。

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