■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/10/14

MCQ61.png



【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (b________________) : 生体内変化

(2) (a_____) (m________) : 作用機序

(3) (f_______) (t_____) : 羽ばたき振戦

(4) (p___________________) : 偽コリンエステラーゼ

(5) (a________) : 賦活体/活性薬


[解答]
(1)biotransformation(2)action mechanism
(3)flapping tremor(4)pseudocholinesterase
(5)activator


[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(麻酔薬) 非脱分極性筋弛緩薬を併用投与した場合に、相乗効果のないものはどれか?
1) アトラクリウム+ベクロニウム
3) パンクロニウム+メトキュリン
5) −−−−
2) パンクロニウム+dツボクラリン
4) dツボクラリン+メトキュリン


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 非脱分極性筋弛緩薬は4級アンモニウム化合物で、大きく分けて2種類の筋弛緩薬がある。ステロイド系(パンクロニウム、ベクロニウム、ピペクロニウム)とベンジルイソキノリン系(dツボクラリン、メトキュリン、アトラクリウム、ドキサクリウム、ミバクリウム)である。別系統の薬剤の組合わせは、相乗的に作用する。例えば、パンクロニウム+dTc、パンクロニウム+メトキュリン、アトラクリウム+ベクロニウム。類似の化学構造をもつ筋弛緩薬、例えば、dTc+メトキュリンを組合わせた場合には相乗効果はない。


[正解] 4 [出典] MGH麻酔の手引第3版p167




【問題3】(呼吸) II 型呼吸不全を呈する疾患はどれか?
1) 慢性閉塞性肺疾患
3) ARDS
5) 肺塞栓
2) 急性左心不全
4) 気管支喘息


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 呼吸不全=「PaO2≦60mmHg」〜シャント、換気血流不均衡、拡散障害、肺胞低換気。 I 型呼吸不全=「PaO2≦60mmHg & PaCO2≦45mmHg」〜シャント、換気血流不均衡、拡散障害。 II 型呼吸不全=「PaO2≦60mmHg & PaCO2>45mmHg」=「肺胞低換気を呈する病態」。 I 型呼吸不全をきたす疾患:ARDS、急性左心不全、肺炎、間質性肺炎、気管支喘息(軽症発作)。 II 型呼吸不全をきたす疾患:高度胸郭変形、胸膜肥厚、神経筋疾患、睡眠薬中毒、慢性呼吸不全の急性増悪、気道異物、気管支喘息重責発作、肺結核後遺症


[正解] 1 [出典] 救急医療実践ハンドブックP45



【問題4】(腹部手術の麻酔) 体液の異常について正しい記述はどれか。

ア:胃液の吸引により代謝性アルカローシスが起きる。

イ:下痢が続くと代謝性アシドーシスとなる。

ウ:フロセミドの慢性投与で代謝性アルカローシスが起こる。

エ:アセタゾラミド投与では代謝性アルカローシスが起こる。

    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 嘔吐、胃液の吸引では、代謝性アルカローシスが起こる。アセタゾラミド投与では、代謝性アシドーシスが起こる。


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント