婦人科腹腔鏡検査における脊髄くも膜下麻酔と全身麻酔:前向き無作為化試験

婦人科腹腔鏡.png麻酔パラメータと患者の満足度に関して、総酸素化剤、抗酸素化剤値、および酸素化ストレス指数(OSI)の評価とともに、婦人科腹腔鏡手術における脊髄くも膜下麻酔(SA)と全身麻酔(GA)を比較する。

・婦人科腹腔鏡検査を受ける予定の 60 人の患者が G 群(GA)と S 群(SA)に無作為化した。人口統計、有害事象、麻酔パラメーターは、導入前、導入後、5 分、10 分、15 分、30 分、60 分、90 分、120 分に記録された。患者と外科医はアンケートに回答した。総抗酸素化能(TAC)、総酸素化剤値(TOL)、および OSI を測定した。

・30 分での心拍数と 10、15、30、60 分での平均動脈圧を除いて循環動態パラメーターに関して群間に差はなかった(p<0.05)。術後の動脈血 pH 値は S 群の方が低かった(p=0.021)。術中低血圧は S 群の方が低かった(p=0.038)。G 群と比較した場合、S 群では術中低血圧が多かった(p=0.038)。G 群では、術後鎮痛剤の消費量が多く、術後疼痛の発症は速かった(両方とも p=0.001)。患者と外科医の満足度に関して、群間に差はなかった。群間で TAC、TOL、OSI の点で差はなかった(それぞれ、p=0.862、p=0.940、p=0.728)。

SA は、循環動態および呼吸パラメーター、患者と外科医の満足度、総酸素化剤、抗酸素化値、OSI を考慮すると、婦人科腹腔鏡検査におおて GA の信頼できる代替手段になる可能性がある。

婦人科下腹部の腹腔鏡下手術は、脊椎麻酔で十分可能だろうな。軽い鎮静はした方が快適だろうけど。

【出典】
Spinal versus general anesthesia in gynecologic laparoscopy: A prospective, randomized study
Turk J Obstet Gynecol . 2020 Sep;17(3):186-195. doi: 10.4274/tjod.galenos.2020.28928. Epub 2020 Oct 2.

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