声門上気道器具を使用した全身麻酔と監視下麻酔管理で実施された経大腿経カテーテル大動脈弁置換術の転帰

TAVI.png・研究の目的は、大動脈弁狭窄症患者の経大腿経カテーテル大動脈弁置換術(TF-TAVR)について、声門上気道器具を用いた全身麻酔と監視下麻酔管理を比較することであった。著者らは、声門上気道群は、監視下麻酔管理群と比較して、在室時間と手技時間、麻酔回復室(PACU)と在院期間、術中/術後合併症の発生率が同様であると仮定した。

・三次医療大学関連医療センターでの、2017 年から 2019 年までの TF-TAVR 患者を対象とした、声門上気道と監視下麻酔管理の患者群の 1:1 傾向スコアマッチングによる後ろ向き診療録レビューである。

・148 人の声門上気道患者を 148 人の監視下麻酔管理患者と照合した。監視下麻酔管理患者は、手術室在室時間がわずかに短く(p<0.001)、手術時間がわずかに短かった(p=0.015)。入院期間に差は見られなかった(p=0.34)。声門上気道群では、PACU 滞在が 2 時間以上必要な患者は少なかった(p<0.001)。術中昇圧剤の使用(p<0.001)とフェンタニル投与量(p<0.001)は、声門上気道群の方が高かった。術後合併症や手術成功率に差は認められなかった。

・これは、これら 2 つの麻酔管理法を比較した最初の研究で、声門上気道の使用は、TF-TAVR の際の監視下麻酔管理の安全で実行可能な代替手段であり、臓器特有合併症率、30 日死亡率、在院期間、PACU 在室期間を増加させないことが実証された。声門上気道は、手術時間と手術室在室時間のわずかな増加と関連していたが、これらは臨床的意義はなかった。

TAVR を SGA で管理するのは、妥当な選択肢であると思う。

【出典】
Outcomes of Transfemoral Transcatheter Aortic Valve Replacement Performed With General Anesthesia Using a Supraglottic Airway Versus Monitored Anesthesia Care
J Cardiothorac Vasc Anesth . 2020 Sep 6;S1053-0770(20)30952-6. doi: 10.1053/j.jvca.2020.09.086. Online ahead of print.

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