直接前方アプローチ人工股関節全置換術における全身麻酔と脊柱管麻酔:在院期間と早期疼痛管理への影響

THA2.png・最近の文献では、初回人工股関節全置換術患者の全身麻酔(GA)の代替として、脊柱管麻酔(NA)にいくつかの利点があることが示唆されている。確立された迅速回復プロトコルを備えた施設で直接前方(DA)アプローチ人工股関節全置換術(THA)を受けた患者の転帰に及ぼす NA vs GA の影響を調べた

単一施設からの 500 人の連続した THA 患者に対して後ろ向き的レビューを実施した。単変量解析と多変量線形回帰を使用して、NA と GA で管理された THA 患者の転帰を比較した。

在院期間には有意差があり、NA 患者の方が短った(NA 32.7 時間 vs GA 38.1 時間、P=0.003)。NA を受けた患者は、PACU モルヒネ mg 当量(MME)が有意に少なく(NA 10.2 MME vs GA 15.6 MME、P<0.001)、PACU 疼痛数値評価尺度が低いスコアであった(NA 2.1 vs GA 3.7、P<0.001)

初回 DATHA を受ける患者で、脊柱管麻酔は、LOS の短縮、PACU MME の低下、PACU 疼痛スコアの低下と関連している。これらの傾向は、年齢、性別、BMI、ASA で調整した場合にも一貫していた。

下肢の大きな手術に際しては、全身麻酔単独よりも、脊椎麻酔や硬膜外麻酔をした方が、やはり、患者にとっては有益だ。

【出典】
General vs Neuraxial Anesthesia in Direct Anterior Approach Total Hip Arthroplasty: Effect on Length of Stay and Early Pain Control
J Arthroplasty . 2020 Oct 6;S0883-5403(20)31061-5. doi: 10.1016/j.arth.2020.09.050. Online ahead of print.

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