帝王切開におけるクモ膜下ブピバカインの補助薬としてのフェンタニルとデキスメデトミジンの比較研究:無作為化二重盲式臨床試験

クモ膜下投与.png・帝王切開では効果的な術後鎮痛が不可欠である。本研究は、フェンタニルまたはデキスメデトミジンをブピバカインとクモ膜下に併用しした後の術後鎮痛と循環動態変化を比較することを目的とした。

・本研究には、待機的帝王切開の候補者である、ASAーPS I/II で在胎週数が 37 週以上の 110 人の妊婦が対象となった。彼女らは無作為に 55 人の 2 群に分けられた。B-D 群は ブピバカイン(0.5%)10mg +デキスメデトミジン 5μg を投与され、B-F 群はブピバカイン(0.5%)10mg +フェンタニル 25μg をクモ膜下に投与された。ブロックの効果発現、鎮痛持続時間、疼痛強度スコア、循環動態変化、アプガースコア、有害事象を評価した。 P値<0.05 を統計的に有意と見なした。

・2 群の患者は、人口統計学的特性と ASAーPS 分類の点で同様であった。B-D 群の鎮痛持続時間は B-F 群よりも有意に長かった(428.64±73.39 vs 273.18±61.91分、P<0.001)。B-D 群の回復期間中の疼痛強度スコアは B-F 群よりも有意に低かった(0.33±0.84 vs 0.51±0.57分、P=0.004)。ブロック効果の発現は、B-F 群よりも B-D 群の方が速かった(98.27±35.95 vs 110.45±37.69秒、P=0.036)。 2 群は、循環動態変化およびその他の変数に有意差がなかった(P>0.05)。

フェンタニルと比較して、ブピバカインに デキスメデトミジン 5μg を追加すると、脊髄くも膜下麻酔下の帝王切開での術後疼痛管理により良い効果があるようである。

ブピバカインに併用したクモ膜下デキスメデトミジンは、フェンタニルよりも、ブロック効果発現が速く、鎮痛持続時間が長く、かつ鎮痛効果が強力であると。デキスメデトミジンの価格さえ安価であればな〜。

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