院外心停止時の i-gel 声門上気道器具 vs 気管挿管の無作為化試験(AIRWAYS-2):3 ヵ月および 6 ヵ月での患者の転帰

心停止.png・AIRWAYS-2 クラスター無作為化対照試験では、非外傷性の院外心停止(OHCA)の成人患者を治療する救急医療サービス臨床家(救急救命士)が使用する最初の高度な気道管理(AAM)戦略として、i-gel 声門上気道器具(SGA)と気管挿管(TI)を比較した。主要評価項目である 30 日/退院時の修正ランキンスケール(mRS)スコアは 2 群間に差は見られなかった。このペーパーでは、6 ヵ月までの結果を報告する。

・英国の 4 つの救急車サービスの救急隊員を 1:1 で無作為化し、AAM への最初のアプローチとして i-gel SGA(759 人の救急隊員)か、または TI(764 人の救急隊員)を使用した。非外傷性 OHCA をきたし、参加救急隊員が担当した成人は、同意放棄の下??で自動的に登録された。生存者は、OHCA の 3 ヵ月後と 6 ヵ月後に質問票に記入するように依頼された。回帰法を使用して結果を分析した。

・登録された 767 人/9296(8.3%)の患者は 30 日/退院まで生存し、317 人/767の生存者(41.3%)は同意し、6 ヵ月まで追跡された。主要評価項目指標において、2 治療群間に有意差は見られなかった(mRSスコア:3 ヵ月:良好な回復のオッズ比(OR)(i-gel/TI、OR)0.89、95%CI 0.69-1.14; 6 ヵ月 OR 0.91、95%CI 0.71-1.16)。 EQ-5D-5L スコアも群間で同様しており、感度分析でも結果は変わらなかった。

3 ヵ月と 6 ヵ月の時点で TI 群と i-gel 群間に統計的に有意な差はなかった。したがって、著者らは、経過追跡期間を 6 ヵ月に延長しても、 30 日/退院時に群間に有意差がないという最初に報告された所見は持続したと結論付けている。

院外心停止に対して、i-gel を使用しようが、気管挿管しようが予後は変わらないようだ。

【出典】
Randomized Trial of the i-gel Supraglottic Airway Device Versus Tracheal Intubation During Out of Hospital Cardiac Arrest (AIRWAYS-2): Patient Outcomes at Three and Six Months
Resuscitation . 2020 Sep 30;S0300-9572(20)30490-1. doi: 10.1016/j.resuscitation.2020.09.026. Online ahead of print.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント