微小血管疾患と非心臓手術の周術期転帰

微小血管疾患.png・非心臓術前の心血管リスク層別化への現代的なアプローチは、大血管アテローム性動脈硬化症と危険因子に焦点を合わせている。著者らは、微小血管疾患(MVD)の有病率とそれに関連する周術期の転帰を調査しようとした。

・2004 年から 2014 年の間に非心臓手術を受けた年齢 18 歳以上の成人は、全国入院患者登録簿(NIS)を使用して特定された。頻発している MVD(網膜症、神経障害、腎症)は、ICD-9 診断コードによって識別された。主要評価項目は、全死因院内死亡率と主要な心臓有害事象(MACE、死亡、心筋梗塞、虚血性脳梗塞)の複合であった。多変数ロジスティック回帰モデルを使用して、人口統計と臨床共変量を調整した後、MVD と転帰との間の関連を推定した。

・非心臓手術のための 81,297,003 人の入院のうち、 4,236,932(5.0%)が MVD と診断された。MVD の患者は年齢が高く、従来の心血管リスク因子を持っている可能性が高くなった。MVD のある入院患者では、ない入院患者と比較して、院内周術期 MACE(4.1% vs 1.9%、調整オッズ比[aOR]1.15、95% 信頼区間[CI]1.13〜1.17)と死亡率(2.0% vs 1.1%、aOR 1.15、95%CI 1.12〜 1.17)が高かった。微小血管疾患は、年齢、性別、冠状動脈疾患(CAD)によって層別化した場合、術後転帰と関連していた。CAD や MVD のない手術入院患者と比較して、MVD のみ(aOR 1.12; 95%CI 1.11〜1.14)、CAD のみ(aOR 1.44; 95%CI 1.42〜1.46)、および CAD を合併した MVD(aOR 2.01; 95%CI 1.96〜2.06)は、周術期 MACE と関連していた。

・結論として、微小血管疾患は、非心臓手術のための 20 人の入院患者のうち 1 人に存在し、大血管疾患および従来の危険因子とは無関係に、周術期の死亡率および MACE と関連していた。

微笑血管疾患は、20 人に 1 人の割合で存在し、周術期死亡や主要心臓有害事象と関連していると。

【出典】
Microvascular Disease and Perioperative Outcomes of Non-Cardiac Surgery
Am J Cardiol . 2020 Oct 13;S0002-9149(20)31087-0. doi: 10.1016/j.amjcard.2020.10.016. Online ahead of print.

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