高齢者胸腔鏡下手術患者の術後認知能力に及ぼす硬膜外ブロック麻酔と全身麻酔の併用の効果

認知機能.png・本研究は、胸腔鏡下手術を受けた高齢者の術後認知能力に硬膜外ブロック麻酔と全身麻酔を併用した場合の効果を検討することを目的とした。

・当院で胸腔鏡下手術を受けた高齢者 115 名を被験者として集めた。このうち、硬膜外ブロック麻酔と全身麻酔を併用した 65 例を A 群、全身麻酔を使用した 50 例を B 群とし、両群間のミニ精神状態検査(MMSE)スコア、モントリオール認知評価尺度(MoCA)、アドレナリン、コルチゾール、視覚アナログ尺度(VAS)、副作用の発生率を比較し、胸腔鏡手術を受けた高齢者の術後認知能力に影響を与える危険因子を分析した。

術前 MMSE スコア、MoCA スコア、アドレナリン、コルチゾール値は両群間で有意差はなかった。術後の MMSE スコアと MoCA スコアは A 群の方が B 群に比べて有意に高く、アドレナリンとコルチゾールが B 群に比べて有意に低かった。術後 VAS スコアは B 群よりも A 群の方が有意に低かった。術後有害反応の発生頻度には顕著な差はなかった。年齢、高血圧の既往歴、手術時間、教育年数、麻酔法は、胸腔鏡下手術を受ける高齢者の術後認知能力に影響を与える危険因子である。

硬膜外ブロック麻酔と全身麻酔を併用することで、術後の認知能力を向上させ、手術中のストレス反応や痛みを劇的に軽減させる可能性がある。

全身麻酔に硬膜外麻酔を併用した方が、術後の認知機能低下を回避できるようだ。

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