心臓手術のに及ぼす揮発性麻酔と全静脈麻酔(TIVA)の比較:系統的レビューとメタ分析

心臓不整脈21.png<ハイライト>
・心臓手術に際しての TIVA と揮発性麻酔の死亡率に差はない
・心臓手術に際しての TIVA と揮発性麻酔で心筋傷害のバイオマーカーに差はない。
・心臓手術に際しての TIVA と揮発性麻酔で、気管挿管の期間に差はない。
・TIVA と比較して、揮発性麻酔は、心臓手術後の入院期間と ICU 在室期間が短くなる。

<抄録>
・本研究の主な目的は、揮発性麻酔または全静脈麻酔(TIVA)で心臓手術を受けた患者の 1 年死亡率をと比較することであった。副次目的は、院内死亡率と 30 日死亡率、術後のクレアチンキナーゼ(CK-MB)と心臓トロポニン値、気管挿管、集中治療室(ICU)在室期間、入院期間を比較することであった。

・揮発性麻酔か、TIVA 下で心臓手術を受けた成人患者を対象とした、国際的複合のセンターでの無作為化比較試験(RCT)の系統的レビューとメタ分析である。

・メタ分析では、TIVA と揮発性麻酔薬を投与された患者の 1 年死亡率(n=6440、OR=1.22、95%CI 0.97〜1.54、p=0.09、Z=1.67、I2=0%)、術後 24 時間の トロポニン値(n=3127、SMD=0.26、95%CI -0.01〜0.52、p=0.05、Z=1.92、I2=90%)、CK-MB 値(n=1214、SMD=0.10、95%CI -0.17〜0.36、未調整 p=0.48、Z=0.71、I2=79%)、または抜管までの時間(n=1059、SMD=0.10、95%CI -0.28〜0.49、p=0.60、Z=0.53、I2=88%)に統計的に有意な差は見られなかった。ICU 在室期間(n=2003、SMD=0.29、95%CI 0.01〜0.57、p=0.04、Z=2.05、I2=88%)および入院期間(n=1214、SMD=0.42、95%CI 0.10〜0.75、p=0.01、Z=2.53、I2=91%)は、TIVA 群と比較して揮発性麻酔薬の方が短かった

揮発性麻酔または TIVA の患者間で、死亡率(院内、30 日、1 年)、術後 24 時間のトロポニンと CK-MB 濃度、、または抜管までの時間に有意差は見られなかった。TIVA と比較して、揮発性麻酔は入院期間と ICU 在室期間の短縮に関連していた。

メタ分析で、心臓手術に際して、TIVA と揮発麻酔薬で差が出たのは、ICU 在室機関と入院期間だけだったと。

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