股関節全置換術における疼痛管理におけるリポソームブピバカインと従来の麻酔薬浸潤の有効性:系統的レビューとメタ分析

リポゾーム.png・本レビューでは、股関節全置換術(THA)の術後管理における従来のブピバカイン浸潤に対するリポソームブピバカインの有効性を評価した。

・PubMed Central、Medline、Scopus、Embase、Google Scholar、Cochrane library、ScienceDirect(創始から 2020 年 8 月まで)を含む各種データベースを検索した。発表された臨床試験の質はコクランのバイアス・リスク・ツールを用いて評価し、メタ分析にはランダム効果モデルを用いた。リスク比(RR)または標準化平均差(SMD)をプールし、95% 信頼区間(CI)を付けて報告した。

・合計 13 研究、62,582 人の参加者を対象に分析を行った。研究の大部分は、バイアスリスクが低い後ろ向き研究であった。リポソームブピバカインは、対照群と比較して THA 後の 48 時間時点でのオピオイド必要量の減少(SMD= -0.25、95%CI:-0.40〜-0.09、p=0.002)と入院期間の短縮(SMD = -0.25、95%CI:-0.43〜-0.07、p=0.006)と有意に関連していた。しかし、疼痛スコア(24 時間および 48 時間)、24 時間時のオピオイド必要量、嘔気の発生率については、リポソームブピバカインと他の薬剤の効果に統計学的に有意な差は認められなかった。

リポソームブピバカインは、従来のブピバカインと比較して、THA を受ける患者において、オピオイド消費量や入院期間の長さの点で選択的利点がある。

リポソームブピバカインの方が長時間効果があることから、48 時間時点でのオピオイド必要量が少なく、入院期間を短縮できるようだ。

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