成人患者の胃内視鏡検査時のプロポフォール導入用量 ED50 に及ぼすリドカインの静脈内投与の効果:無作為化比較試験

リドカイン.png・プロポフォールは胃内視鏡検査時に顕著な鎮静効果をもたらす。しかし、胃内視鏡検査時のプロポフォール単独での鎮静は、循環器系および呼吸器系の抑制をもたらす可能性がある。本研究では、プロポフォールを用いた鎮静にリドカインを静脈内投与することで、成人患者の胃内視鏡検査時のプロポフォール導入量の ED50 を減少させる可能性があるかどうかを検証することを目的とした。

胃内視鏡検査を受ける患者をリドカイン+プロポフォール(L+P)群、または通常の生食+プロポフォール(NS+P)群に無作為に登録した。被験者は最初に L+P 群ではリドカイン 1.5mg/kg を、NS+P群では 0.9% 生食を同量静脈内ボーラスで投与された。その後、全例にスフェンタニル 1.0μg を単回ボーラス投与後、プロポフォールを注入して麻酔を導入した。個々の患者に対するプロポフォールの導入用量は、両群とも Dixon の上下法のプロトコルによって決定された。主要評価項目はプロポフォール導入量の ED50 であった。

・合計 48 名の患者が登録され、本試験を終了した。NS+P 群と比較して、L+P 群ではプロポフォール導入量の ED50 が有意に減少した(2.01 mg/kg vs. 1.69 mg/kg)(U=61.5、p< 0.001)

成人患者の胃内視鏡検査時のプロポフォール導入用量の ED50 は、静脈内リドカインの追加により有意に減少した。

リドカインは鎮痛剤として作用している。鎮静剤に鎮痛剤を併用すると、鎮静剤の必要量は有意に減少する。

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