小児の麻酔導入時における末梢静脈カニュレーションの難易度の評価.DIVA スコアは十分か?

末梢静脈ライン確保.png・本研究の主要目的は、手術室(OR)での末梢静脈への困難なアクセス(PIVA)の割合と独立予測因子を明らかにすることであった。副次目的は、手術室での困難な PIVA の検出における静脈アクセス困難(DIVA)スコアリングシステムの能力を検証することであった。

・本前向き観察研究では、小児病院で手術を受けた年齢 0〜18 歳の患者を評価した。1008 人の患者の吸入麻酔導入時に行われた末梢静脈カニュレーションを記録した。以下のデータを収集した:人口統計学的特徴、慢性疾患の有無、DIVA スコア、手術室の室温、PIVA 適用部位、PIVA の所要時間、PIVA 試行回数。PIVA 困難の独立決定因子は多変量ロジスティック回帰を用いて決定した。

・年齢中央値 4 歳(範囲 0.04〜17 歳)の総症例 1008 例(82% が男子)が本研究に含まれた。PIVA の試行回数の中央値は 1 回であり、PIVA が成功するまでの時間の中央値は 15 秒であった(範囲 4〜2100 秒)。PIVA は 75.3% の患者で 1 回目で成功した。2 回以上の PIVA を必要とした患者では、最もよく見られた補助法は他の術者に助けを求めることであった(80.8%)。多変量ロジスティック回帰モデルでは、慢性疾患の存在、低体重であること、DIVA スコア >4(OR 6.355、CI 4.57-9.486)のみが PIVA 困難の有意な決定因子であった。

手術室での麻酔科医による初回 PIVA 試行の成功率は 75.3% であった。慢性疾患を有していること、DIVA スコアが>4、低体重であることが PIVA 困難の独立予測因子となっていた。

「DIVA スコア」って?
・駆血後に静脈が見えない(2点)
・駆血後に静脈が触れない(2点)
・年齢:<1歳/1〜2歳(3/1点)
・未熟児の既往(3点)
各変数の点数の合計が DIVA スコア(範囲 0〜10)

【出典】
Evaluation of the difficulty of peripheral venous cannulation during anesthesia induction in children: Is DIVA score sufficient?
J Vasc Access. 2021 Jan 13;1129729820987947. doi: 10.1177/1129729820987947. Online ahead of print.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント