■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/02/17

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■ Top 100 Secrets ■
Patients with liver disease commonly have an increased volume of distribution,necessitating an increase in initial dose requirements. However,because the drug metabolism may be reduced,smaller doses are subsequently administered at longer intervals.

[Words & Phrases] ◆ volume of distribution : 分布量
◆ necessitate [nэse'site`it] : 〜を必要とする


[出典]Anesthesia Secrets 3rd Edition




【問題1】(血液) 血液ガスと酸塩基平衡について正しいのはどれか?

ア:吸入酸素濃度が低下してもA-aDO2は正常である。

イ:強いアシドーシスは、反復する不整脈を惹起する。

ウ:強いアルカローシスは、動脈を拡張して低血圧をもたらす。

エ:乳酸が増加してもアニオンギャップは増加しない。

オ:A-aDO2は年齢とともに増加する。


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[解説] ア:○:吸入酸素濃度の低下や、低換気による低酸素血症の場合には、A-aDO2は正常である。A-aDO2が増大するのは、換気血流比の不均等、拡散障害、右左シャントである。
イ:○:強いアシドーシスは、反復する不整脈を惹起する。
ウ:×:強いアシドーシスは、動脈を拡張して低血圧をもたらす。アルカローシスでは低血圧にはならない。
エ:×:乳酸が増加するとアニオンギャップは増加する。アニオンギャップは日常検査では測定できない過剰な無機・有機酸(非滴定アニオン)を評価している。乳酸の他にメタノール、尿毒症、パラアルデヒド、糖尿病性ケトアシドーシス、イソニアジド、エチレングリコール、サリチル酸などでアニオンギャップは増加する。
オ:○:A-aDO2は年齢とともに増加する。これは、加齢とともにクロージング・キャパシティが増加して、無気肺と肺内シャントを生じるからである。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p13-20





【問題2】(局所麻酔法) 頚神経叢ブロックで起こりうる合併症はどれか。
ア:椎骨動脈への注入
ウ:横隔神経麻痺
イ:クモ膜下腔への注入
エ:反回神経麻痺

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[解説] 頚神経叢はC2−C4から構成される。頚神経叢ブロックは、甲状腺手術、頚動脈血栓内膜摘除術、、肩の手術などが適応となる。椎骨動脈に少量の局所麻酔薬が注入されても、痙攣、意識消失、呼吸停止が起こる。深部頚神経叢ブロックでは、横隔神経麻痺が起こりやすい。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集





【問題3】(心臓・血管) 経静脈的緊急一時ペーシングを行う場合の刺激は閾値の何倍くらいから始めるが適当か?
1) 5倍
4) 1.5倍
2) 3倍
5) 閾値から始める
3) 10倍


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[解説] 経静脈的一時ペーシングを行なう場合、5mA、70bpmで刺激を開始した後、次第に刺激を下げて行き1mA以下で刺激できれば刺激部位が適当であることが確認できる。心室補足が得られる最低刺激を刺激閾値とし、通常その2〜3倍の刺激でペーシングを開始する。SENSITIVITY 感度は通常1.5〜3.0mVとする。


[正解] 2 [出典] CCUレジデントマニュアルP342

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