帝王切開分娩に際してのクモ膜下モルヒネ後の掻痒症の予防

・モルヒネをクモ膜下投与すると帝王切開後に効果的な鎮痛効果が得られるが、モルヒネを投与された女性の最大 90% が過剰なそう痒感を経験するという、用量依存性の望ましくない効果がある。そう痒症は看護負担を増やし、授乳を遅らせ、患者の満足度を低下させる可能性がある。クモ膜下 0.1mg を投与すると、鎮痛は維持されるが、そう痒症は著しく減少…
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挿管用ラリンジアルマスク(ILMA)、マッキントッシュ、McGRATH ビデオ喉頭鏡による気管挿管の血行動態効果…

・挿管法の有効性は換気療法の成功に不可欠である。挿管用ラリンジアルマスク(ILMA)、マッキントッシュ、McGRATH はまだ十分に評価されていない。ILMA、McGrath、マッキントッシュ喉頭鏡を用いた気管挿管法について、血行動態の変化、挿管に要する時間、成功率に基づいて比較した。 ・これは、前向き単盲式無作為化比較試験である…
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小児における導入後低酸素血症の発生率と導入ガス組成の影響

・小児の前酸素化および麻酔の吸入導入は、混合ガスを含む可能性がある。小児では、吸入導入時に酸素と一緒に他のガスを使用している間の酸素化に及ぼす臨床的影響は不明である。著者らは、小児における吸入ガス導入後の低酸素血症の発生率を記録することにより、酸素、亜酸素化窒素、揮発性麻酔薬に追加した空気濃度の影響を明らかにすることを目的とした。 …
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膝関節全置換後の急性期入院期間の短縮:質改善に関する研究

・膝関節形成術(TKA)に対する包括支払いの導入により、病院はコストを最小限に抑えながらケアの質を向上させようとする動機付けがなされてきた。著者らの質向上プロジェクトの目的は、急性期入院期間を 2 日未満に短縮し、術後回復強化バンドルを使用して TKA 患者の入院リハビリテーションへの転出率を低下させることである。 ・本研究ではビ…
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全身麻酔を受けた患者の周術期低体温の発生とその要因の検討

・意図しない周術期低体温は、中心体温が 36 ℃以下と定義され、心血管疾患、周術期出血性障害、薬物代謝障害などの多くの合併症と密接に関係している。周術期低体温症の発生率を把握し、その危険因子を検討することは、低体温症とその合併症の予防に役立つと考えられる。 ・全身麻酔下で様々な手術を受けた 2015 例の患者を対象に前向き観察研究…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/02/24

【問題1】(麻酔管理) 経尿道的前立腺切除術(TUR-P)で正しいのはどれか. ア:低ナトリウム血症をきたす. イ:灌流液として生理食塩水を使用する. ウ:閉鎖神経ブロックを必要とする. エ:体温低下をきたす. オ:膀胱穿孔を起こす.     ▼     ▼     ▼ [解説] (ア):(…
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腹腔鏡下婦人科手術における筋弛緩薬を用いない気道管理の比較

・新世代の声門上気道器具は、多くの腹腔鏡下手術における気道管理に適している。本研究では、腹腔鏡下婦人科手術中に筋弛緩薬(NMB)を使用しない場合のラリンジアルマスク・スプリーム(LM-S)と気管チューブ(ETT)の換気パラメータを評価し、比較した。副次評価項目は手術視野の評価に基づいたが、これは手術手技に影響を及ぼす可能性があるためであ…
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麻酔を受けた筋弛緩下肥満患者における体位とマスク換気の有効性: 無作為化クロスオーバー研究

・気道管理は肥満者ではより困難である。仰臥位と比較して、坐位は上気道の虚脱性を減少させ、呼吸力学を改善する可能性がある。本研究の目的は、麻酔下に筋弛緩した肥満患者で、マスク換気の有効性に及ぼす 25°半坐位を評価することであった。 ・全身麻酔を予定された 38 人の肥満成人を対象とした、大学関連三次病院が運営する医療センターでの無…
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安全な無呼吸時間に及ぼす前酸素化中の気道内陽圧の効果:仰臥位と 25° 頭部挙上の比較

・麻酔導入前には、前酸素化が行われ、これは、酸素予備量を増加させ、無呼吸期間中の低酸素状態の発症を遅らせる。前酸素化中の気道内陽圧や頭部挙上などのいくつかの手技は、従来の手技に比べて安全な無呼吸期間を延長することが示されている。しかし、一様に推奨されているわけではない。研究の目的は、5 cmH2O 持続気道内陽圧(CPAP)と 25°頭…
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成人の上肢末梢静脈に対する 3 つの戦略の血管拡張効果の比較

・拡張した静脈は、その視認性と触知性の向上により、末梢静脈カニュレーションの成功率の増加と関連している。静脈拡張を達成するための 3 つの戦略(タニケット、電気刺激、その両方)が静脈サイズの増加に及ぼす効果を比較した。 ・合計 54 名の健康なボランティア成人がクロスオーバー観察研究に参加し、上肢の 6 箇所の異なる部位の静脈断面…
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麻酔回復室における術後低体温症発症の危険因子の分析

・低体温症に関する最近の研究では、典型的には単一の麻酔法、または特定の手術手技に焦点が当てられている。低温の輸液剤や非加湿・非加熱麻酔ガスの使用など、低体温につながる複数の危険因子があるが、麻酔回復室(PACU)内の患者における術後低体温症の発生率を報告した研究はほとんどない。 ・2018 年 9 月から 2019 年 3 月まで…
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低駆出率の冠動脈手術に対するフェンタニルとレミフェンタニルの比較

・本研究では、冠動脈バイパス手術を受けた低駆出率患者を対象に、フェンタニルまたはレミフェンタニルのいずれかをエトミデートと併用して、患者反応と血行動態パラメータを評価した。 ・冠動脈手術 30 例を評価し、2 つの治療群(n=各 15 例)に分けた。F 群(フェンタニル群)では、麻酔導入に以下のレジメンを用いた。リドカイン 1mg…
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胸骨切開 vs 側胸部開胸と、僧帽弁修復術後慢性術後疼痛の有病率および重症度との関連:観察的コホート研究

・研究の目的は、側胸部開胸と胸骨切開での心臓手術後慢性術後疼痛(CPSP)の有病率と重症度の差を調査することであった。 ・僧帽弁修復術を受けた患者 428 人(胸骨切開手術:192 人、側胸部開胸下手術:236 人)を対象とした三次医療病院での観察的コホート研究である。数値評価スケール(NRS)を用いて評価した手術創の疼痛の重症度…
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麻酔回復室における術後疼痛強度評価のための口頭評価尺度と数値評価尺度の比較研究:前向き観察コホート研究

・術後患者は通常、麻酔回復室(PACU)では麻酔薬や鎮静剤の影響が残っているため、自己申告の疼痛尺度への回答が困難である。 ・本前向き観察研究では、手術を受けた 200 人の患者を対象に、11 点数値評価スケール(NRS)と 4 項目の口頭評価スケール(VRS)を用いて、PACU 入室 5 分後、最初の評価から 20 分後、PAC…
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大きな待機的非心臓血管非神経外科手術を受けた患者における術中低血圧と周術期急性虚血性脳梗塞の研究

・術中低血圧と周術期急性虚血性脳梗塞との関連性はよく知られていない。著者らは、術中低血圧と周術期急性虚血性脳梗塞との関連性について仮説を立てた。 ・非心臓血管系、非神経外科系の定時手術患者を対象とした 4 年間の後ろ向きコホート研究である。周術期急性虚血性脳梗塞を発症した患者の特徴を、急性虚血性脳梗塞を発症しなかった患者と比較した…
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2012 年〜2016 年の麻酔中の事故発生率:日本麻酔科学会麻酔関連偶発症例調査

・日本麻酔科学会では、1992 年より麻酔中の生命を脅かす事故事象に関する調査を実施し、その結果を報告してきた。本報告では、2012 年から 2016 年までの調査期間におけるこれらの命に関わる事故事象の発生率について報告する。 ・JSA では毎年、事故事象に関する調査を実施している。各参加施設は、毎年発生した生命を脅かすような事…
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非心臓手術を受けたハイリスク患者における術中低血圧と心筋梗塞の発症:コホート内症例対照研究

・麻酔や手術中の血行動態の不安定はよくあることであり、心臓の罹患率や死亡率と関連している。周術期における最適な血圧(BP)閾値に関する情報が必要とされている。そこで、術中低血圧(IOH)が周術期心筋梗塞(MI)のリスクに及ぼす影響を検討した。 ・大規模な手術コホートから抽出された、手術後 30 日以内に心筋梗塞を発症した患者と心筋…
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思春期特発性脊椎手術における術中レミフェンタニル投与量と術後オピオイド消費量の関連:後ろ向きコホート研究

・思春期特発性脊柱側湾症(AIS)の手術は、術後疼痛が大きい。レミフェンタニルは短時間作用型のオピオイドであり、静脈麻酔の一部として使用されることが多い。レミフェンタニルは急性オピオイド耐性とオピオイド誘発性痛覚過敏に関与しており、その結果、術後疼痛とオピオイド消費量が増加することが示唆されている。本研究では、小児 AIS 患者を対象に…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/02/12

【問題1】(局所麻酔法) 静脈内局所麻酔(Bierブロック)について正しい記述はどれか。 ア:持続時間を延長させるためにエピネフリン添加リドカインを用いる。 イ:ターニケット痛に対処するにはダブルターニケットが役に立つ。 ウ:ターニケットをはずしたのちも鎮痛作用は1時間程度持続する。 エ:20分経過すれば局所麻酔薬中毒を…
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虫垂切除術に対する全身麻酔と脊柱管麻酔の比較:多施設共同国際研究

・医療資源が限られている国では、開腹虫垂切除術はいまだに全身麻酔(GA)か、または脊柱管麻酔(NA)で行われている。著者らは、NA と GA を用いた虫垂切除術の術後成績を比較することを目的とした。 ・International Patterns of Opioid Prescribing(iPOP)多施設共同研究の事後解析を行っ…
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食道切除術における術中輸液量に基づく肺合併症:単施設研究

・食道切除術は重大な罹患率と死亡率と関連している。著者らは、経胸腔的、経裂孔的的、または三切開食道切除術を受けた患者で術中輸液(IOF)投与量と術後肺合併症との関係を評価した。 ・2007 年から 2017 年までに食道切除術を受けた患者を対象とした、三次医療紹介センターでの後ろ向きコホート研究(エビデンスレベル 3)である。IO…
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機能的内視鏡下副鼻腔手術におけるフレキシブル・ラリンジアルマスクの安全性、有効性、気道合併症: 6661例を対象と…

・フレキシブル・ラリンジアルマスク(FLMA)は頭頸部手術において大きな利点があるが、機能的内視鏡下副鼻腔手術(FESS)における FLMA の安全性と有効性についてはほとんど知られていない。全身麻酔下での FESS における FLMAの 成功率と関連する気道合併症を評価するために後ろ向き研究を行った。 ・2015 年から 201…
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プロポフォール閉ループ標的制御注入の臨床効果の BISモニタリング:無作為化比較試験の系統的レビューとメタ分析

・研究の目的は、BIS による麻酔深度監視下のクローズドループシステムが術中のプロポフォール投与量を削減できるかどうかを調査することである。 ・クローズドループシステム下でのプロポフォール投与量の低減に関する全無作為化比較試験(RCT)を収集し、文献をスクリーニングし、抄録と全文を精読し、参考文献を追跡し、含まれる研究についてデー…
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仰臥位睡眠時の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の重症度に及ぼす頭部の屈曲と回転の影響

・頭部の姿勢は麻酔時の受動的上気道の虚脱性に影響を与える。しかし、睡眠中の頭部姿勢の影響についてはほとんど知られていない。本研究の目的は、仰臥位睡眠時の頭部姿勢を測定する装置を開発・検証し、この装置を用いて閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の重症度に及ぼす頭部の姿勢の影響を調査することであった。 ・仰臥位睡眠時の頭部の屈曲と回転を…
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脊椎麻酔下で帝王切開分娩を行った女性におけるデキサメタゾンと硬膜穿刺後頭痛:無作為化比較試験の系統的レビューとメタ…

・硬膜穿刺後頭痛は、帝王切開分娩を受ける女性の脊椎麻酔後のよく見られる合併症である。デキサメタゾンの静脈内投与は、PDPH の発生率と重症度を低下させるために使用されてきたが、議論の余地のある結果となっている。本系統的レビューとメタ分析は、PDPH に及ぼす静脈内デキサメタゾンの効果を評価することを目的とした。 ・本研究は、PRI…
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オーストラリアとニュージーランドの麻酔科医を対象とした、輪状軟骨圧迫使用に関する自己申告による調査:考えと実診療

・著者らはオーストラリアとニュージーランドの麻酔科医を対象に調査を実施し、胃逆流のリスクがあると推定される患者における、自己申告による輪状軟骨圧迫(CP)使用を定量化し、個々の実診療を支持するために使用される根本的な正当性を確認することを目的とした。著者らの目的は、CP の使用に関連する認知された利点と欠点を特定し、臨床的な意思決定にお…
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エビデンスに基づいたプロジェクト:低流量麻酔による医療費削減と環境汚染の低減

・揮発性麻酔薬は温室効果ガスとして作用する。低流量麻酔法(1L/min 以下)は、低コストと関連している。揮発性麻酔薬の投与量を減らすことで、麻酔提供者はコストを削減し、環境汚染を減らすための安全で効果的な戦略を得る可能性がある。このエビデンスに基づいたプロジェクトは、低新鮮ガス流量(FGF)をシミュレートした条件下で、コスト削減と麻酔…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/02/04

【問題1】(人工呼吸) 人工呼吸管理下の患者が遭遇する代謝性アルカローシスの原因として、誤っているのはどれか。 ア:手術中の大量輸血 イ:H2ブロッカーの使用 ウ:アルドステロンの分泌亢進 エ:胃液の喪失 オ:利尿薬の使用     ▼     ▼     ▼ [解説] 大量輸血で抗凝固薬に用…
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下肢手術におけるブピバカインのクモ膜下投与の補助薬としてのブロック特性に及ぼすフェンタニルの影響

・区域麻酔は、患者が意識を保ったまま、気道管理に伴う問題を最小限に抑える可能性があるため、下腹部および下肢の手術のほとんどで好まれる手技である。高比重の 0.5% ブピバカインは、脊椎麻酔に広く使用されているが、持続時間が短いという限界がある。また、合成脂溶性オピオイドであるフェンタニルの添加は、術後の鎮痛効果を延長させることが知られて…
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麻酔覚醒時の上気道閉塞とスガマデクス投与のタイミングとの関係:後ろ向き研究

・麻酔からの覚醒では意識回復と筋機能の調和が重要である。筋機能が回復していても、意識が十分に回復しないまま抜管を行うと、呼吸器合併症のリスクが高まる可能性がある。特に上気道閉塞は呼吸器合併症の一つであり、時に致命的になることもある。しかし、スガマンデックス投与のタイミングと麻酔からの覚醒時に起こりうる上気道閉塞との関連はほとんど研究され…
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等比率換気は腰椎後方固定手術中の出血を減少させる

・本研究の目的は、腰椎椎体後方固定術(PLIF)を受けた患者の術中出血に対する 2 つの異なる人工呼吸器モード(1:1 と 1:2 の I:E 比)の効果を比較することであった。PLIF 手術では、相当なの量の出血が予想される。臥位では、椎骨静脈の閉塞が手術時の出血を増加させる。著者らは、I:E 比が 1:1 の等比率換気(ERV)を行…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/02/01

【問題1】(局所麻酔法) 下肢の局所麻酔に関して正しい記述はどれか。 ア:外側大腿皮神経は純粋な感覚神経である。 イ:大腿神経は大腿動脈の内側に位置する。 ウ:”3 in 1”ブロックでは、外側大腿皮神経、閉鎖神経、大腿神経がブロックされる。 エ:閉鎖神経は純粋な運動神経である。     ▼     ▼ …
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