デキスメデトミジンが非心臓手術で全身麻酔を受けた成人の術後認知機能障害および行動機能障害を軽減する:無作為化臨床試験のメタ分析

デキスメデトミジン.png・デキスメデトミジン(DEX)は、吸入麻酔でも全静脈麻酔でも全身麻酔を施行された患者の術後の認知・行動機能障害の減少と関連している。そこで、非心臓手術の全身麻酔患者における術後の興奮やせん妄に及ぼす DEX の効果を検討した。

全身麻酔下で定時手術を受けた成人患者を対象に、DEX またはプラセボ投与を受けた成人を対象に、無作為化二重盲式臨床試験(RCT)の系統的レビューとメタ分析を実施した。検索は、Pubmed および Web of Science データベースに掲載された英語の論文を対象に、デキスメデトミジン、せん妄、興奮などのキーワードを使用して行った。重複した出版物、心臓外科手術を伴う研究、または積極的対照(生食以外)を使用した研究が含まれた。DerSimonian-Laird 法を用いたランダム効果モデルを採用し、二項変数についてはオッズ比(OR)を、連続変数については加重平均差を、それぞれの 95% 信頼区間(95%CI)とともに推定した。

・484 件の論文のうち、2,183 人の患者(DEX 群 1,079 人、対照群 1,104 人)からなる 15 件を選択した。DEX 投与は、使用した麻酔手技にかかわらず、術後の認知・行動機能障害の保護因子と考えられた(OR=0.36、95%CI 0.23-0.57、p<0.001)。

デキスメデトミジンの投与は、非心臓手術に際して全身麻酔を受けた成人患者において、術後の認知・行動機能障害の可能性を少なくとも 43% 減少させた。

メジャーな手術なら、術後にはデキスメデトミジンを積極的に使用するべきということかな。

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