頸動脈内膜切除術と冠動脈バイパス移植術の両方を必要とする患者に対する 2 つの異なる管理計画の比較

内頚動脈狭窄症.png・頸動脈内膜切除術(CEA)は、頸動脈分岐部の動脈硬化性プラークの塞栓による脳梗塞のリスクを軽減するために行われる予防的手術である。以前、大規模な多施設共同無作為化比較試験である GALA 試験では、全身麻酔または局所麻酔で治療を受けた患者中で、臨床転帰に有意な差がないことが分かった。本研究は、治療方法に基づく疾患の転帰に関する重要な洞察を提供したが、心血管合併症のリスクが高い患者における局所麻酔下での CEA の安全性に関する疑問には答えていない。ここでは、頸動脈内膜切除術と冠動脈バイパスグラフト術(CABG)の両方を必要とする患者において、2 つの異なる管理計画を用いた場合の病院死亡率への影響について検討した。

・当院の心臓血管外科で連続して手術を受けた 34 人の患者をこの分析に含めた。患者は麻酔管理計画に基づいて 2 群に分けられた。第 1 群は CEA と CABG を同一セッションで全身麻酔下に行った患者(GA群)、第 2 群は最初に頸部ブロック麻酔で CEA を行った後、別セッションで全身麻酔下に CABG を行った患者(CB-GA 群)である。この 2 群を、術後合併症と病院での死亡率の観点から比較した。

CB-GA 群では術後心筋梗塞の発生率が高く、4 名の患者が術後心筋梗塞をきたしたのに対し、GA 群では 0 名であった。

CEA と CABG を必要とする患者に対しては、最初に頸部ブロック麻酔で CEA を行い、その後に全身麻酔で CABG を行うよりも、全身麻酔で両手術を同一セッションで行う方が安全であると考えられた。

脳梗塞を回避しても心筋梗塞で死んでしまったら元も子もないもんな〜。

【出典】
A comparison of two different management plans for patients requiring both carotid endarterectomy and coronary artery bypass grafting
Cardiovasc J Afr. 2021 Mar 16;32:1-4. doi: 10.5830/CVJA-2020-042. Online ahead of print.

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