■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/03/05

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【問題1】(肝・腎・消化管) 急性虫垂炎のサインで、「右下腹部の反跳痛(押した手指を離すときに痛みが惹起される)」のはどれか?
1) Blumbergサイン
3) Rossensteinサイン
5) McBurneyサイン
2) Rovsingサイン
4) Lanzサイン


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[解説] 急性虫垂炎のサインで、「下行結腸に沿って口側に向かって押さえると右下腹部に痛みがある」場合をRovsingサイン陽性と言う。「左側臥位で、股・膝関節を曲げた姿勢でMcBurneyあるいはLanz圧痛点に痛みがある」のはRossenseinサイン、「右下腹部の反跳痛(rebound tenderness、押した手指を離すときに痛みが惹起される)」のはBlumbergサインである(ただし、Blumbergサインは右下腹部に限定したものではない)。McBurney の圧痛点とは右前腸骨棘−臍線上の外1/3を、Lanz の圧痛点とは左右前腸骨棘線上の右外1/3を言う。


[正解] 1 [出典] 新臨床内科学第6版P495




【問題2】(体液・電解質) 血清カリウム値が6mEq/lの時、心電図変化として適当なものはどれか?
1) P波消失
3) テント状T波
5) 心室細動
2) QRS幅拡大
4) サイン状波


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[解説] 高カリウム血症では、6mEq/lでT波の増高(テント状T波)→8mEq/lでQRS巾拡大、P波消失→10mEq/l以上でサイン状カーブ・心室細動.


[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術1P196



【問題3】(呼吸) 気道管理について正しいのはどれか?

ア:輪状甲状筋は、反回神経の分枝である下喉頭神経に支配されている。

イ:上喉頭神経の内枝は、声帯より口側の感覚をつかさどる。

ウ:「PaCO2>45mmHg(慢性呼吸不全患者を除く)」は、気管挿管の客観的基準のひとつである。

エ:口蓋垂基部しか見えない場合は、Mallanpati分類はClass III である。

オ:Mallanpati分類は舌を突出した状態で評価する。


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[解説] ア:×:輪状甲状筋、内喉頭筋の一つで輪状軟骨に起始し、鼻唇溝、上口唇の皮膚に付着し甲状軟骨に停止する平滑筋で、迷走神経の枝である上喉頭神経に支配される。別名、前筋。声帯ヒダを伸ばして、緊張させ、声を高くする。
イ:○:上喉頭神経の内枝は、声帯より口側の感覚をつかさどる。喉頭蓋谷と舌根部は舌咽神経が、声帯より尾側の感覚は反回神経がつかさどる。
ウ:×:「PaCO2>55mmHg(慢性呼吸不全患者を除く)」は、気管挿管の客観的基準のひとつである。
エ:○:口蓋垂基部しか見えない場合は、Mallanpati分類はClass III である。Class I では口蓋垂全体が見える。Class II では口蓋垂の先端が舌で見えない。
オ:○:Mallanpati分類は舌を突出した状態で評価する。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p48-56





【問題4】(心臓・血管) 成人の心房細動に対するカルディオバージョンは何ジュールで行うか?
1) 20J
4) 300J
2) 200J
5) 50J
3) 100J


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[解説] 心房租動に対するカルディオバージョンは50Jで、心房細動、発作性上室性頻拍に対しては100Jで施行する。


[正解] 3 [出典] 内科レジデントマニュアルP118

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