ブラジルにおける麻酔科医の薬物乱用:全国調査

薬物乱用.pngブラジルの麻酔科医における物質使用障害(SUD)の有病率と薬物検査の受け入れ状況は明らかにされていない。

・ブラジルの麻酔科医における SUD の有病率を調査し、SUD が障害者やその患者の健康を脅かすかどうかに関する麻酔科医の態度を探り、SUD を減らすための薬物検査の受け入れとその効果に関する麻酔科医の見解を明らかにするために、インターネットを利用した調査を実施した。アンケートはソーシャルメディアで配信された。データの取得には REDCap を利用した。信頼水準 95%、信頼区間 5 を達成するために、350 人のサンプルサイズを推定した。研究報告は、観察研究の報告に関するガイドライン(STROBE および CHERRIE 声明)に基づいて行われた。

・アンケートは 1,295 人から返送された。ほとんどの人が SUD を持つ麻酔科医を知っていた(82.07%)が、23% は個人的な使用を認めていた。最も多かった乱用物質はオピオイド(67.05%)であった。薬物検査を実施している環境で働いている回答者はほとんどいなかった(n=17、1.33%)。ほとんどの回答者は、薬物検査によって個人の安全性(82.83%)や患者の安全性(85.41%)が向上すると考えていた。SUD の既往歴がある人は、自分のリスクを減らすための薬物検査の有効性を信じる割合が低く(74.92% vs 85.18%、p<0.0001)、患者の安全性を高めるための薬物検査の有効性を信じる割合が高い(76.27% vs 88.13%、p<0.001)という結果になった。

ブラジルの麻酔科医には SUD が多い。薬物検査は発生率を減らすための実行可能な手段として受け入れられるだろうが、物流面での実行可能性を調査するために、より大規模な研究を行う必要がある。

「麻酔科医の 23% が個人的な使用を認めていた」というのはちょっと驚きだな。

【出典】
Drug abuse amongst anesthetists in Brazil: a national survey
Braz J Anesthesiol. 2021 Apr 9;S0104-0014(21)00136-6. doi: 10.1016/j.bjane.2021.03.006. Online ahead of print.

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