■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/04/16

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■ Top 100 Secrets ■
Pregnant patients can pose airway management problems because of airway edema,large breasts that make laryngoscopy difficult,full stomachs rendering them prone to aspiration,and rapid oxygen desaturation due to decreased functional residual capacity.

[Words & Phrases] ◆ prone to : 〜する傾向がある、〜しがちである
◆ render [re'ndэr] : 〜にならしめる、〜にする 【同】make
◆ functional residual capacity : 機能(的)残気量【略】FRC


[出典]Anesthesia Secrets 3rd Edition






【問題1】(呼吸) 健常者の安静時呼吸では、横隔膜の果たす役割は何パーセントくらいか?
1) 50%
4) 個体差が激しい
2) 70%
5) 90%
3) 20%


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[解説] 呼吸循環70の法則:(循環)1回心拍出量=70、安静時心拍数=70、分時心拍出量=循環血液量=70ml/kg(だから1分間で一巡りできる:循環時間=1分)、そのうち70%は静脈系に存在、駆出率=70%、濃厚赤血球のHt=70%、赤血球の直径=7μm、(呼吸)肺活量=70ml/kg、1回換気量=7ml/kg、有効肺胞換気=70%(死腔率=30%)、横隔膜の関与する割合=70%(胸廓30%)


[正解] 2 [出典] モニタリングから何が分るかP18





【問題2】(中枢神経) 脳出血のうちもっとも呼吸障害をきたしやすいのはどれか?
1) 被殻出血
4) 橋出血
2) 皮質下出血
5) 小脳出血
3) 視床出血


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[解説] 橋出血:突然の意識障害をきたし予後は悪い(脳ヘルニアを発生しやすいため)。四肢麻痺、縮瞳(pinpoint pupils)、ocular bobbingを呈する。呼吸異常(チェーンストークス呼吸、中枢性過換気)、頻脈、高体温、両側除脳硬直、橋=脳幹部に対する手術は禁忌である。


[正解] 4 [出典] クリティカル記憶術2P36



【問題3】(麻酔管理) 閉塞型睡眠時無呼吸症候群の麻酔で正しいのはどれか.

ア:用手での気道確保困難となりうる.

イ:気管内挿管困難症として扱う.

ウ:術後は側臥位で管理する.

エ:術後は,十分な鎮静をはかる.

オ:−−−−


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[解説] (ア):(正)マスク換気困難となる.マスク換気が困難なときは,筋弛緩薬の投与は禁忌である.吸入麻酔薬による緩徐導入を行い,気道確保困難であれば覚醒させ,気管支ファイバースコープを用いた意識下挿管を施行する.
(イ):(正)軟部組織が豊富なため,喉頭展開が困難となり,気管内挿管困難となる.
(ウ):(正)舌根沈下による上気道閉塞を避けるため側臥位にしてもよい.術後に nasal CPAP による呼吸管理を考慮する.
(エ):(誤)睡眠により,上気道閉塞をきたすので,前投薬として鎮静薬の投与は原則として行わない.また,術後の鎮静も危険である.



[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] Super Hospital 麻酔科

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