腹腔鏡下またはロボット胆嚢摘出術を受ける男性患者の麻酔覚醒時の咳嗽を防ぐために必要なレミフェンタニルの最適効果部位濃度に及ぼす喫煙の影響

喫煙者.png・レミフェンタニルの目標制御注入は、全身麻酔からの覚醒時に効果的に咳嗽を抑えることが知られている。しかし、喫煙が覚醒時の咳嗽に及ぼす影響については、いまだに議論の余地がある。本研究では、腹腔鏡下またはロボット胆嚢摘出術を受ける男性患者において、喫煙者と非喫煙者のレミフェンタニルの効果部位濃度(Ce)を調査することを目的とした。

・喫煙者 20 名、非喫煙者 24 名(性別、男性、年齢層、年齢 20〜65 歳)を登録した。麻酔はセボフルランとレミフェンタニルを用いて維持した。ディクソンの上下法とブートストラップ法による等張回帰法を用いて、喫煙者と非喫煙者それぞれについて、覚醒時咳嗽を抑制するのに必要な 50%(EC50)と 95%(EC95)のレミフェンタニル Ce を求めた

・ディクソンの上下法では、喫煙者(3.51±0.60 ng/mL)では EC50値が非喫煙者(2.71±0.30ng/mL)よりも有意に高かった(P<0.001)。喫煙者と非喫煙者の等張回帰により、 EC50は 4.40(83%CI、4.17〜4.58)ng/mL と 2.58(83%CI、2.31〜2.87)ng/mL、EC95 は 4.76(95%CI、4.73-4.78)ng/mL と 3.15(95%CI、3.04-3.18)ng/mL であった

喫煙者は非喫煙者に比べて、覚醒時の咳嗽を防ぐために必要なレミフェンタニルの Ce が有意に高かった。したがって、臨床医は、覚醒時咳嗽を防ぐために、患者の喫煙歴に注意を払う必要があるとしている。

確かに喫煙者の方が、非喫煙者よりも圧倒的に術中咳嗽の頻度が高い。

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