■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/04/05

MCQ46.png




【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) TKR (2) CP (3) SIDS (4) GER (5) ATPS

[解答]
(1)total knee replacement:膝関節全置換
(2)cerebral palsy:脳性麻痺
(3)sudden infant death syndrome:乳児突然死症候群
(4)gastroesophageal reflux:胃食道逆流
(5)ambient temperature and pressure-saturated with water vapor:室温大気圧水蒸気飽和状態



[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(心臓・血管) 超音波診断装置について正しいのはどれか。

ア:周波数の低い音波ほど、熱に変わりやすくより早く減衰する。

イ:電子セクタ走査方式とは、遅延時間を設けて順次振動子を駆動することによって超音波ビームを扇形に放射する方式である。

ウ:外側陰影は屈折により起こるアーチファクトである。

エ:超音波とは、「人間の非可聴域の音」であり低い周波数の音も含まれる。

オ:超音波の生体組織内での減衰は拡散が主である。


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] ×:周波数の高い音波ほど、熱に変わりやすくより早く減衰する。このため、プローブ周波数が高ければ高いほど吸収減衰が起こりやすく、深い場所の超音波画像が見えにくくなる。
○:電子セクタ走査方式とは、遅延時間を設けて順次振動子を駆動することによって超音波ビームを扇形に放射する方式である。接触面が小さいため検索性が高く、浅部の視野は狭いが深部での視野が広く得られるので、肋間走査が主となる心臓検査に最も適している。
○:外側陰影は屈折により起こるアーチファクトである。周囲より音速の遅い球や円柱状の媒質があると、上面に入射した超音波ビームは内側に屈折するが、球の外側でビームは直進するため、外側縁の後方にビームの到達しない領域ができる現象である。
×:超音波とは、「人間の耳に聞こえないほど高い周波数の音」と定義される。
×:超音波の減衰には、吸収減衰、拡散減衰、散乱減衰などがある。超音波診断装置で主に用いられる数MHzの周波数帯では、生体組織の減衰は吸収が主とされる。



[正解] イ、ウ [出典]




【問題3】(溺水・中毒・体温) 意識障害をきたさない中毒はどれか?
1) バルビタール中毒
3) ボツリヌス中毒
5) アスピリン中毒
2) 有機リン中毒
4) 覚醒剤中毒


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] ボツリヌス中毒は神経麻痺症状が主体で、食中毒に一般的な消化器症状は稀である。運動障害であり、知覚障害なく、意識清明。毒素型食中毒のため発熱はない。
■神経症状:(1)眼症状(動眼神経麻痺による);散瞳、複視、眼瞼下垂 (2)球麻痺:言語障害、嚥下障害 (3)呼吸筋麻痺;呼吸障害 呼吸管理が最重要!フグ中毒も同様。



[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術2P152




【問題4】(溺水・中毒・体温) 生体のエタノール分解速度はどれくらいか?
1) 1.0g/kg/hr
3) 0.5g/kg/hr
5) 2.0g/kg/hr
2) 0.3g/kg/hr
4) 0.1g/kg/hr


    ▼

    ▼

    ▼

[解説] 生体のエタノール分解速度は0.1g/kg/hr。最低必要ブドウ糖投与速度も0.1g/kg/hrである。大酒家では0.2g/kg/hrまで分解できる。


[正解] 4 [出典] クリティカル記憶術2P140

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント