三次医療大学病院の急性疼痛部門で記録された区域麻酔の主な合併症の評価:後ろ向きコホート

・区域麻酔はますます使用されている。合併症の発生率は低いものの、関連する罹患率と関連している。本研究では、脊柱管ブロックおよび末梢神経ブロック後の合併症の発生率を評価することを目的とした。

・後ろ向きコホート研究を実施し、2011 年 1 月 1 日から 2017 年 12 月 31 日までに三次大学病院で脊柱管ブロックおよび末梢神経ブロックを受けた患者に関連するデータを分析した。

急性疼痛部門に紹介された 10,838 人の患者のうち、1093 人(10.1%)に副作用や合併症が認められた。1039 人(11.4%)が脊柱管ブロックを、54 人(5.2%)が末梢神経ブロックを受けていた。脊柱管ブロック後に最も多かった副作用は、知覚障害(48.5%)または運動障害(11.8%)、嘔気嘔吐(17.5%)、そう痒(8.0%)であった。主な合併症は、皮下組織血腫が 3 件(0.03%)、硬膜外膿瘍が 3 件(0.03%)、くも膜炎が 1 件(0.01%)であった。これらの患者のうち 204 人が退院時に知覚障害や運動障害を呈し、経過追跡が必要であった。脊柱管ブロック後の永久的な末梢神経損傷の発生率は 7.7/10,000(0.08%)であった。末梢神経ブロック後の最もよく見られる副作用は知覚障害(52%)であり、退院後も症状が続いたために 21 名の患者が経過観察を必要とした。

副作用の発生率は記載されているものと同様か、あるいはそれよりも低かったが、脊柱管ブロック後の重大な合併症は発生率が高く、特に硬膜外膿瘍が多かった。これにもかかわらず、脊髄血腫や永久的な末梢神経損傷などのその他の重篤な合併症は非常にまれである

針を刺す行為だから、神経を傷害する可能性は常にある。清潔を心掛け、針を進めるときは慎重に行い、異常があれば絶対にそれ以上進めてはいけない。

【出典】
Assessment of main complications of regional anesthesia recorded in an acute pain unit in a tertiary care university hospital: a retrospective cohort
Braz J Anesthesiol. 2021 Apr 19;S0104-0014(21)00141-X. doi: 10.1016/j.bjane.2021.03.011. Online ahead of print.

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