■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/04/28

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【問題1】(成人、小児、新生児での蘇生法) 小児の心肺蘇生について正しい記述はどれか。

ア:乳児では、脈拍の確認を上腕動脈または大腿動脈で行う。

イ:乳児での心マッサージの回数は100−120回/minとする。

ウ:4歳以上の小児で、二人で心マッサージと人工呼吸を行う比率は5:1とする。

エ:4−10歳の小児で胸骨圧迫を行う部位は、両側の乳頭を結ぶ線より1横指下である。

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[解説] 乳児の場合に胸骨圧迫を行う部位は、両側の乳頭を結ぶ線より1横指下であるが、小児の場合には成人と同様である。


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題2】(呼吸) 呼吸不全患者の人工呼吸管理中、換気モードの変更後に動脈血液ガス分析を行う場合、最低どれくらいの時間をおくべきか?
1) 3分 2) 20分 3) 5分 4) 10分 5) 60分

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[解説] 人工呼吸条件を変更すると、肺胞、血液、組織の間で酸素が新しい平衡状態に達するには、健常者でも10分以上が必要とされる。呼吸不全があればもっと長時間が必要であり、炭酸ガスの平衡にも時間がかかる。このため、最低20分以上の安定した状態を確認して採血する。人工呼吸条件や吸入酸素濃度の変更・気管内吸引・体位変換・呼吸回路、マスクやカニューラの外れ・咳嗽・重炭酸ナトリウムの静注・急激な発熱や血圧低下など定常状態を乱す原因は多い。


[正解] 2 [出典] モニタリングから何が分るかP22




【問題3】(肝・腎・消化管) 急性腎不全に対する血液浄化法を循環系に及ぼす影響の少ないもの順に並べると?
1) HD<PD<CHDF
3) PD<HD<CHDF
5) PD<CHDF<HD
2) CHDF<PD<HD
4) CHDF<HD<PD


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[解説] 急性腎不全に対する血液浄化法を循環系に及ぼす影響の少ないもの順に並べると、CHDF<PD<HD であり、CHDFは循環系に及ぼす影響がもっとも小さく、循環系にリスクのある患者では第1選択である。


[正解] 2 [出典] 救急認定医診療指診p210





【問題4】(肝・腎・消化管) ストレス潰瘍の発生部位で最も多いのはどこか?
1) 胃・食道合併
4) 胃
2) 十二指腸
5) 胃・十二指腸合併
3) 食道


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[解説] 生体が精神的・心理的や物理的・身体的ストレッサーにさらされると、共通の身体反応として、胸腺萎縮や副腎肥大とともに、胃・十二指腸潰瘍が惹起され、一般にストレス潰瘍と称されている。病変の発生部位は胃が圧倒的に多く(80〜90%)、胃は格好の標的臓器である。次いで十二指腸(20〜30%)、食道(10〜20%)の順である。複数臓器に病変が併存する例が30〜40%にみられ、ストレス潰瘍は胃を中心とした上部消化管全体の病変としてとらえるべきであろう。


[正解] 4 [出典] 救急認定医診療指診P230

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